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資格試験は過去問を繰り返すだけで合格できる?効果的な使い方を解説

コラム

※本ブログはフリューゲル行政書士事務所が運営しております。

資格試験の勉強方法を調べると、

「とにかく過去問を繰り返せ」

と言われることがあります。

確かに、私はこれまで多くの資格試験を受験してきましたが、過去問や問題集を繰り返すことは非常に重要だと感じています。

ただし、

過去問の答えだけを丸暗記して何周もすれば、どんな資格試験でも合格できる

という意味ではありません。

結論からいうと、

過去問は資格試験対策の中心にするべきですが、「なぜその答えになるのか」を理解しながら繰り返すことが重要

です。

この記事では、

  • なぜ過去問が重要なのか
  • 過去問だけで合格できる資格はあるのか
  • 過去問は何周すればいいのか
  • 答えを覚えてしまったら意味がないのか
  • 間違えた問題をどう復習するのか
  • テキストと過去問をどう使い分けるのか

について、私自身の資格試験経験を踏まえて解説します。

  1. 結論|過去問は繰り返すべき。ただし「答えの暗記」ではダメ
  2. なぜ資格試験では過去問が重要なのか
  3. テキストを何周も読んでから過去問に進まなくていい
  4. 私がおすすめする勉強の流れ
    1. 1.テキストをざっと読む
    2. 2.早めに問題を解く
    3. 3.間違えた理由を確認する
    4. 4.テキストへ戻る
    5. 5.もう一度同じ問題を解く
  5. 過去問は何周すればいい?
    1. 目安としては3~5周程度
  6. 1周目はできなくて当たり前
  7. 過去問の答えを覚えてしまったら意味がない?
  8. 正解した問題も解説を見るべき?
    1. 完全に理解して正解した
    2. 迷ったけれど正解した
    3. 間違えた
  9. 間違えた問題には印をつける
    1. ×
  10. 間違いノートは必ず作らなくてもいい
  11. 過去問だけで合格できる資格もある?
  12. 過去問が少ない資格はどうする?
  13. 本試験直前は初見問題も解く
  14. 模試では時間配分も確認する
  15. 過去問が古い場合は法改正に注意する
  16. 資格ごとに「過去問の重要度」は違う
    1. 宅建
    2. 行政書士
    3. 衛生管理者
    4. 証券外務員
  17. 過去問だけで不安なら講座を使う方法もある
  18. 過去問学習でやってはいけないこと
    1. 答えの番号だけ覚える
    2. 正答率だけ見て満足する
    3. できる問題ばかり繰り返す
    4. 教材を増やしすぎる
    5. 周回数だけを目的にする
  19. 過去問についてよくある質問
    1. 過去問は何年分やればいい?
    2. 過去問は何周すればいい?
    3. 答えを覚えてしまっても続ける意味はある?
    4. テキストと過去問はどちらを優先する?
    5. 過去問だけで合格できる?
    6. 問題集は何冊必要?
  20. まとめ|過去問は「何周したか」ではなく「理解したか」が重要

結論|過去問は繰り返すべき。ただし「答えの暗記」ではダメ

最初に結論です。

資格試験の勉強では、

過去問・問題演習を繰り返すことを強くおすすめします。

ただし、目指すのは、

「この問題の答えは3番」

と覚えることではありません。

大切なのは、

なぜ3番が正解なのか。

1番、2番、4番はなぜ間違っているのか。

まで説明できる状態にすることです。

資格試験では、本試験で過去問とまったく同じ文章が出るとは限りません。

論点は同じでも、

  • 聞き方を変える
  • 数字を変える
  • 主語を変える
  • 正しいものを選ばせる
  • 誤っているものを選ばせる

といった形で出題されることがあります。

だからこそ、

問題そのものではなく「論点」を覚える

ことが重要です。

なぜ資格試験では過去問が重要なのか

過去問には、その資格試験で、

実際に何が問われてきたのか

が詰まっています。

テキストだけを読んでいると、

「この部分はどれくらい重要なんだろう?」

「どこまで覚えればいい?」

ということが分かりにくい場合があります。

しかし、過去問を解けば、

  • よく出る論点
  • 細かく問われる部分
  • 覚える必要がある数字
  • 計算問題のレベル
  • 引っかけ方
  • 問題文の読み方

などが見えてきます。

つまり過去問は、

試験実施者から出されている最高の試験対策資料の一つ

と考えることができます。

テキストを何周も読んでから過去問に進まなくていい

資格試験の勉強を始めると、

「まずテキストを完璧に覚えてから問題を解こう」

と思う人もいるかもしれません。

私は、この方法はあまりおすすめしません。

テキストを一度読んだだけで、内容をすべて覚えるのは難しいからです。

しかも問題を見たことがなければ、

どこが試験で重要なのか

も分かりません。

そのため、

テキストを一章読む。

その範囲の問題を解く。

間違える。

テキストへ戻る。

という進め方がおすすめです。

最初から正解できなくても問題ありません。

むしろ、

問題を間違えることで覚えていく

くらいでいいと思います。

私がおすすめする勉強の流れ

資格によって多少変わりますが、基本的には次の流れがおすすめです。

1.テキストをざっと読む

まず試験範囲の全体像を把握します。

最初から細かい数字や例外まで全部覚えようとする必要はありません。

2.早めに問題を解く

一章ごとでも、一通り読んだ後でも構いません。

できるだけ早い段階から問題演習を始めます。

3.間違えた理由を確認する

正解を見るだけではなく、

なぜ自分が間違えたのか

を確認します。

4.テキストへ戻る

問題で問われた部分をもう一度読みます。

ここで読むと、

「ここが試験に出るんだ」

と分かっているため、最初に読んだときより頭に入りやすくなります。

5.もう一度同じ問題を解く

時間を空けて再び問題を解きます。

これを繰り返します。

過去問は何周すればいい?

よく、

「過去問は何周すればいいですか?」

という疑問があります。

私は、

回数だけを目標にしない方がいい

と思っています。

「3周したから終わり」

ではなく、

その問題を理解して正解できるようになったか

で判断する方が重要です。

目安としては3~5周程度

あえて目安を出すなら、

3~5周程度

解く人は多いと思います。

ただし、

1周目:正答率40%

2周目:60%

3周目:70%

なら、まだ続けた方がいいでしょう。

反対に、

2周目の時点でほぼすべての問題について理由まで説明できるのであれば、同じ問題を10周する必要はありません。

つまり、

周回数ではなく、理解度と正答率で決める

ということです。

1周目はできなくて当たり前

過去問の1周目で、

ほとんど解けない

ということもあります。

それで問題ありません。

まだ勉強を始めたばかりなのですから当然です。

特に法律系や金融系の資格では、

「問題文の意味すらよく分からない」

ということもあります。

1周目は、

自分の実力を確認するテスト

というより、

試験で何が問われるのかを学ぶ教材

くらいに考えてもいいでしょう。

間違える。

解説を読む。

テキストを見る。

もう一度解く。

この繰り返しで知識を増やしていきます。

過去問の答えを覚えてしまったら意味がない?

何周もすると、

問題文を見ただけで、

「あ、この問題は2番だ」

と分かるようになります。

すると、

「答えを覚えてしまったから過去問を解いても意味がないのでは?」

と思うかもしれません。

確かに、

番号だけを覚えている状態なら注意が必要

です。

その場合には、

「2番が正しい理由は?」

「1番はどこが間違っている?」

「この数字が変わったらどうなる?」

と自分に問いかけてみてください。

説明できないのであれば、

問題は正解できても、論点はまだ理解できていない

可能性があります。

逆に、答えを覚えていても、

各選択肢を説明できる

のであれば問題ありません。

むしろ何度も繰り返した成果です。

正解した問題も解説を見るべき?

私は、

少なくとも最初のうちは、正解した問題でも解説を確認する

ことをおすすめします。

なぜなら、

たまたま正解しただけ

ということがあるからです。

たとえば四択問題で、

「たぶん2番かな」

と選んで正解した場合。

結果は○ですが、本番で少し聞き方が変われば間違える可能性があります。

そのため、

完全に理解して正解した

→ 次回から優先度を下げる

迷ったけれど正解した

→ 復習対象

間違えた

→ 重点的に復習

と分けると効率的です。

○か×かだけではなく、理解できていたか

を基準にしましょう。

間違えた問題には印をつける

問題集を使うなら、

間違えた問題が分かるようにしておく

のがおすすめです。

たとえば、

×

完全に間違えた

正解したけれど自信がなかった

理由まで理解して正解した

のように印をつけます。

2周目以降は、

×と△を重点的に解く

ようにすれば、勉強時間を苦手分野へ集中できます。

すべての問題を毎回最初から最後まで解く必要はありません。

資格試験直前になるほど、

できない問題をできるようにする

ことへ時間を使う方が効率的です。

間違いノートは必ず作らなくてもいい

資格勉強では、

「間違いノートを作った方がいい」

と言われることもあります。

もちろん、それが自分に合うなら作って構いません。

ただ、私は、

ノートをきれいに作ること自体が目的にならないように注意した方がいい

と思います。

問題を間違える。

解説を丸写しする。

色を付ける。

きれいにまとめる。

これだけで30分かけるなら、その30分でもう一度問題を解いた方がいいこともあります。

私は、

  • テキストへ書き込む
  • 問題集に印を付ける
  • 本当に覚えられないことだけ簡単にメモする

程度でも十分だと思います。

過去問だけで合格できる資格もある?

資格によります。

出題範囲が比較的狭く、過去問と類似した論点が繰り返し出題される試験であれば、

過去問・問題集中心の勉強

だけでもかなり得点できる場合があります。

一方、

  • 法改正が多い
  • 新しい論点が出る
  • 記述式がある
  • 応用問題が多い
  • 過去問が十分公開されていない

といった試験では、過去問だけでは不足することがあります。

したがって、

「過去問だけでいいか」は資格ごとに考える

必要があります。

ただし、どの資格でも、

問題演習をほとんどせず、テキストだけ読んで本番へ行く

という勉強方法はあまりおすすめしません。

過去問が少ない資格はどうする?

比較的新しい資格やCBT試験などでは、

十分な過去問が公開されていない

こともあります。

その場合は、

  • 公式問題
  • 市販問題集
  • 予想問題
  • 模擬試験
  • 練習問題

を使います。

重要なのは、

必ずしも「過去問」という名前でなくても、問題を解くこと

です。

インプットだけでは、

「分かったつもり」

になりやすいからです。

実際に問題を解いて、

知識を使えるか

を確認しましょう。

本試験直前は初見問題も解く

同じ問題集を何周もしていると、

どうしても問題そのものを覚えてきます。

そこで試験直前には、

初めて見る問題

も解いてみることをおすすめします。

予想問題。

模擬試験。

別の問題集。

などを使います。

ここで、

「いつもの過去問では9割取れるのに、初見問題では6割しか取れない」

ということが分かれば、

過去問の答えを覚えていただけ

かもしれません。

逆に初見問題でも合格点を取れるなら、知識がかなり定着していると考えられます。

模試では時間配分も確認する

模試や予想問題を使うなら、

本番と同じ制限時間

で解いてみてください。

資格試験では、知識だけではなく時間配分も重要です。

たとえば、

最初の難問に10分使ってしまう。

後半の簡単な問題を解く時間がなくなる。

ということもあります。

模試では、

  • 1問にかける時間
  • 分からない問題を飛ばせるか
  • 見直し時間を残せるか
  • 記述問題に何分残すか

なども確認できます。

過去問学習の最後には、

「知識」から「本番で点を取る練習」

へ切り替えていきましょう。

過去問が古い場合は法改正に注意する

法律系の資格では特に注意が必要です。

古い過去問では、

出題当時は正しかった答えが、現在の法律では間違っている

ということがあります。

そのため、

古い問題集。

中古教材。

昔のWebサイト。

などだけで勉強するのは危険です。

基本的には、

受験年度に対応した最新版の問題集

を使うことをおすすめします。

古い過去問を利用する場合には、その問題が現在の制度でも有効なのか確認してください。

資格ごとに「過去問の重要度」は違う

私はこれまでさまざまな資格を受験してきましたが、資格によって問題演習の性質は違います。

宅建

過去問学習の重要度が非常に高い資格だと思います。

私の具体的な勉強方法については、宅建に独学で合格した勉強法|一度落ちた私のスケジュールと過去問の使い方で紹介しています。

行政書士

択一式では過去問が重要ですが、過去問だけでなく周辺知識や記述式対策なども必要です。

行政書士試験の教材については、行政書士試験の独学におすすめのテキスト、参考書、教材は?をご覧ください。

衛生管理者

問題演習を繰り返すことで、出題されやすいポイントをつかみやすい資格です。

衛生管理者試験の難易度は?独学の勉強方法・勉強時間を合格者が解説でも具体的な勉強方法を紹介しています。

証券外務員

金融用語を理解したうえで、計算問題も実際に解くことが重要です。

証券外務員試験は難しすぎる?一種・二種の難易度・勉強時間・独学方法を解説でも問題演習中心の勉強方法を紹介しています。

このように、

過去問は重要だけれど、資格ごとに使い方は調整する

必要があります。

過去問だけで不安なら講座を使う方法もある

過去問を解いていて、

「解説を読んでも理解できない」

「なぜこの答えになるのか分からない」

「そもそも基礎知識が足りない」

という場合には、講座を利用する方法もあります。

独学で十分な人まで講座を利用する必要はありません。

しかし、

問題を解いても理解できない状態のまま周回数だけ増やす

のも効率が悪いです。

独学と講座のどちらがいいのか迷っている人は、資格試験は独学と予備校・通信講座どっち?5つの判断基準を解説も参考にしてください。

過去問学習でやってはいけないこと

最後に、私があまりおすすめしない勉強方法をまとめます。

答えの番号だけ覚える

「この問題は4番」

ではなく、理由まで確認しましょう。

正答率だけ見て満足する

何度も解いた問題なら高得点になって当然です。

初見問題でも解けるか確認してください。

できる問題ばかり繰り返す

人間は解ける問題をやった方が気持ちいいです。

しかし、合格するために重要なのは、

間違える問題を減らすこと

です。

教材を増やしすぎる

過去問集を5冊買って全部中途半端になるより、まず1冊をしっかり理解した方がいいと思います。

周回数だけを目的にする

「10周した」

という数字自体には意味がありません。

本番で正解できる状態になっているかを確認しましょう。

過去問についてよくある質問

過去問は何年分やればいい?

資格によります。

市販の過去問題集に収録されている年度を一通り取り組む方法が基本です。

ただし、古すぎる問題では制度や法令が変わっている場合があるので注意してください。

過去問は何周すればいい?

3~5周程度を一つの目安にしてもいいですが、回数より理解度を重視してください。

全問について理由まで説明できるのであれば、周回数を増やす必要はありません。

答えを覚えてしまっても続ける意味はある?

あります。

ただし、

答えの番号ではなく、その理由を説明できるか

を確認してください。

テキストと過去問はどちらを優先する?

最初に最低限のインプットをしたら、問題演習の比率を徐々に増やすことをおすすめします。

過去問で分からない部分が出たらテキストへ戻る、という使い方が効率的です。

過去問だけで合格できる?

資格によります。

過去問中心で合格を狙える資格もありますが、法改正、記述式、応用問題など別の対策が必要な資格もあります。

問題集は何冊必要?

まず1冊をしっかり仕上げることをおすすめします。

不足を感じたら、直前期に予想問題や模試を追加すればいいでしょう。

まとめ|過去問は「何周したか」ではなく「理解したか」が重要

今回は、

「過去問を繰り返すだけで資格試験に合格できるのか?」

について考えてきました。

結論として、

資格試験では過去問・問題演習を繰り返すことを強くおすすめします。

ただし、

問題を見る。

答えを覚える。

同じ問題を何度も解く。

だけでは不十分です。

大切なのは、

なぜその選択肢が正しいのか。

なぜほかの選択肢が間違っているのか。

まで理解することです。

おすすめする流れは、

テキストで最低限インプットする。

早めに過去問・問題集を解く。

間違える。

解説・テキストで確認する。

もう一度解く。

苦手問題を繰り返す。

最後に初見の予想問題・模試を解く。

です。

そして、

「過去問を5周したから大丈夫」

ではなく、

「初めて見る問題でも合格点を取れるようになった」

という状態を目指してください。

資格試験は過去問を何周したかを競うものではありません。

本番で合格点を取るために過去問を使うものです。

まだ独学で勉強するか講座を利用するか決めていない人は、資格試験は独学と予備校・通信講座どっち?5つの判断基準を解説もあわせてご覧ください。

※本ブログはフリューゲル行政書士事務所が運営しております。

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