※本ブログはフリューゲル行政書士事務所が運営しております。
「行政書士として開業するには、事務所に何を置けばいい?」
「パソコンとプリンターがあれば大丈夫?」
「固定電話やFAXも必要?」
「レンタルオフィスでも設備を全部用意しないといけない?」
行政書士として開業する場合、
まず事務所を決め、
その次に、
行政書士として仕事ができる環境を整える
必要があります。
私は実際に、
個室型のレンタルオフィス
を借りて行政書士事務所を開業しました。
開業時には、
- 事務用机・椅子
- 鍵付き書庫
- 電話
- 複合機
- ノートパソコン
- 外付けモニター
- 収納棚
- 図書棚
- インターネットFAX
- 通信環境
などを準備しています。
元の記事では、
これらについて、
「行政書士会から求められる設備」
と、
かなり広く書いていました。
しかし2026年現在の神奈川県行政書士会の案内を改めて確認すると、
ここは少し整理が必要です。
神奈川県行政書士会では、事務所設備について日本行政書士会連合会の「行政書士事務所設置指導基準」を参考にするよう案内していますが、そこに記載されている設備は例示列挙であり、具体的に何を設置するかは本人が必要性を判断するとしています。
そのうえで、
鍵付き書庫だけは必須設備として明確に設置を求めています。
つまり、
「パソコン・固定電話・FAX・応接セット・金庫など、リストに載っている物を全部一律に買わなければ登録できない」
という説明は正確ではありません。
そこでこの記事では、
登録上特に重要なもの
実務上ほぼ必要になるもの
私が実際に用意したもの
人によっては省略できるもの
を分けながら、
行政書士事務所の設備・備品
について紹介します。
※設備に関する運用は都道府県行政書士会・事務所形態等によって異なる可能性があります。この記事は私が登録した神奈川県を中心に解説しています。
結論|神奈川県では「鍵付き書庫」は必須。その他は事務所に合わせて考える
2026年現在、
神奈川県行政書士会が、
必須設備として明確に指定しているのは鍵付き書庫です。
一方、日本行政書士会連合会の「行政書士事務所設置指導基準」には、事務所設備の例として、
- 事務用机・椅子
- 書類保管庫
- 金庫
- 電話
- コピー機
- パソコン等の書類作成装置
- 来客用机・椅子等
- 用紙・雑品等の収納庫・収納棚
- 業務用図書・図書棚
が挙げられています。
ただし、
神奈川県行政書士会は、
この設備一覧は例示である
と明記しています。
だから、
「行政書士なら必ず金庫を1台、固定電話を1台、来客用椅子を2脚……」
と機械的に考えるのではなく、
自分がどのように事務所を運営するのか
から必要設備を考えた方がいいと思います。
そもそも行政書士事務所には「秘密を守れる環境」が必要
設備を考える前に、
行政書士事務所そのものに求められていることがあります。
行政書士職務基本規則では、
事務所について、
職務上の秘密を保持できるよう明確な区分を設け、他人が容易に侵入できない構造にすること
が求められています。
行政書士は、
依頼者の住所。
戸籍関係書類。
契約書。
会社情報。
許認可資料。
など、
重要な情報を取り扱います。
だから、
設備についても、
単に、
「机があれば仕事できる」
ではなく、
依頼者の情報を安全に扱えるか
という視点が重要です。
私は「個室だけ」のレンタルオフィスで開業した
私は、
豪華な受付。
フリードリンク。
ラウンジ。
全国拠点。
などが用意されたレンタルオフィスではなく、
ビルの一部を小さな鍵付き個室に分けたタイプのレンタルオフィス
を選びました。
机と椅子は最初から設置されていたため、
それ以外の設備を自分で揃えています。
レンタルオフィスを選んだ理由は、
自宅住所を事務所として公開したくなかった。
固定費を抑えたかった。
開業当初は来客をほとんど想定していなかった。
というものです。
事務所そのものの選び方については、行政書士開業の事務所の場所|オフィスor自宅で詳しく紹介しています。
レンタルオフィスなら「設備を置ける広さ」も確認する
2026年現在の神奈川県行政書士会は、レンタルオフィスについて、
個室の壁。
専用ポスト。
表札。
使用権限。
使用期間。
などのほか、
行政書士事務所として必要な設備を設置できる広さがあること
も確認するよう案内しています。
また、
事務所運営に必要な備品は、
事務所内へ設置する
よう求めています。
そのため、
「とにかく一番狭くて安い個室」
を契約すればいいとは限りません。
私は事務所探しの段階で、
かなり小さな物件も検討しましたが、
最終的には別の個室型レンタルオフィスを選びました。
レンタルオフィスを行政書士登録に使うなら、
契約前に所属予定の行政書士会へ確認する
ことをおすすめします。
1.事務用机・椅子
まず、
机と椅子
です。
私の場合、
レンタルオフィスに最初から設置されていたため、
自分では購入していません。
レンタルオフィスによって、
机・椅子付き。
机だけ。
何もなし。
と違います。
契約前に、
どこまで設備が付属しているのか
を確認しておくと、
開業費用をかなり抑えられます。
私なら椅子は少し重視する
行政書士は、
パソコンへ向かう時間がかなり長くなります。
書類作成。
メール。
申請。
調査。
会計。
ホームページ。
など、
デスクワークが多いからです。
だから、
机より、
長時間座っていて苦痛になりにくい椅子
には多少こだわってもいいと思います。
ただし、
開業時から高額なオフィスチェアを買わなければならないわけではありません。
まず手持ち・付属設備で始め、
必要になったら買い替える方法でも十分です。
2.鍵付き書庫|神奈川県では必須
設備の中で最も注意したいのが、
鍵付き書庫
です。
2026年現在の神奈川県行政書士会は、
事務所設備については原則として本人が必要性を判断するとしつつ、
鍵付き書庫については必須設備として必ず設置するよう明記しています。
登録申請時に提出する事務所平面図にも、
机・鍵付き書庫などの配置がわかるように記載します。
私は鍵付きワゴンを使った
私は、
大きな業務用キャビネットではなく、
鍵を掛けられるワゴン型収納
を用意しました。
元の記事では、
書類保管庫と金庫の役割をなるべく一つにまとめる目的で、
ニトリの鍵付きワゴンを購入したことを紹介しています。
小さなレンタルオフィスだったため、
大型の書庫を置けば、
それだけでスペースをかなり使います。
だから、
狭い事務所でも設置できる鍵付き収納
を選びました。
鍵付き書庫は「登録のため」だけではない
これは実際に行政書士として仕事をするようになると、
より重要だと感じます。
依頼者から預かった、
契約書。
委任状。
印鑑証明書。
住民票。
車庫証明関係書類。
登録関係資料。
など、
外部へ漏れてはいけない書類があります。
行政書士職務基本規則でも、事件記録を保管・廃棄する際には秘密・プライバシー情報が漏れないよう注意することが求められています。
だから、
鍵付き書庫は登録要件を満たすためだけの備品ではなく、実務上も重要
です。
3.パソコン
次は、
パソコン
です。
現在の行政書士実務で、
パソコンなしで仕事をするのはかなり現実的ではないと思います。
申請書。
契約書。
見積書。
請求書。
メール。
PDF。
オンライン申請。
会計。
など、
ほとんどの仕事で使用します。
行政書士事務所設置指導基準でも、
設備例として、
パソコン・ワープロ等の書類作成装置
が挙げられています。
私はノートパソコンを新しく用意した
私は開業に合わせて、
ノートパソコン
を用意しました。
63/91の開業費用記事で集計したとおり、
私の場合はパソコンに約16万円を使っています。
ただし、
これは、
行政書士開業には16万円のパソコンが必要
という意味ではありません。
すでに十分な性能のパソコンを持っていれば、
それを使うことで開業費用をかなり減らせます。
実際の費用については、行政書士の開業費用はいくら?レンタルオフィスで実際に78.4万円かかった内訳で公開しています。
パソコンで一番重視したいのは業務を止めないこと
行政書士のパソコンでは、
最新ゲームが動く性能。
動画編集用の最高性能。
などは必ずしも必要ありません。
それより、
書類作成。
PDF処理。
ブラウザ。
オンライン申請。
メール。
などを、
安定して処理できること
の方が重要です。
また、
行政書士の仕事を一台のパソコンへ集約するなら、
故障したときのバックアップも考えておいた方がいいでしょう。
4.外付けモニター
私は、
ノートパソコンに加えて、
外付けモニター
を用意しました。
これは行政書士登録上の必須設備ではありません。
完全に、
私が仕事をしやすくするために追加したもの
です。
企業法務として働いていたころから、
2画面での事務作業に慣れていたため、
行政書士事務所でも、
ノートパソコン+モニター
の2画面にしました。
「2画面必須」は言いすぎだった
元の記事では、
「やはり2画面は必須」
と書いていました。
これは今回、
修正します。
1画面でも行政書士業務はできます。
ただ、
左画面に資料。
右画面に申請書。
左画面に契約書。
右画面に参考資料。
という使い方ができるため、
私はかなり便利だと思っています。
必須ではないが、私なら用意する設備
という位置づけです。
5.複合機|プリンター・スキャナー・コピーを1台にまとめた
私は、
A4モノクロレーザー複合機
を購入しました。
元の記事では、
Brotherの、
MFC-L2880DW
を購入したことを記録しています。
この機種を選んだ理由は、
レーザーで印刷速度を重視したかった。
カラー印刷を使う機会は少ないと考えた。
ADF・両面印刷・スキャン等を一台へまとめたかった。
というものです。
「複合機が必須」とも言い切らない
行政書士事務所設置指導基準では、
コピー機が設備例として挙げられています。
ただし、
現在の神奈川県行政書士会は、
鍵付き書庫以外の具体的設備について、
本人が必要と判断したものを用意する
という扱いです。
そのため、
「自前の複合機がなければ絶対に行政書士登録できない」
とまでは言えません。
レンタルオフィスに共用複合機がある。
近くの設備を利用する。
など、
事務所形態によって違います。
ただ、
私は実務上かなり使うので、
自分の事務所内に複合機を置いてよかった
と思っています。
複合機でよく使うのは印刷だけではない
行政書士では、
依頼者から紙で預かった書類を、
PDFとして保存する。
メールで送る。
書類の控えを作る。
といった作業があります。
そのため、
私は、
スキャナー機能
もかなり重要だと思っています。
プリンターだけを買うより、
印刷+スキャン+コピー
を一台へまとめた複合機の方が使いやすいです。
6.電話|私は固定電話ではなく携帯電話を使った
行政書士事務所設置指導基準では、
電話も設備例として挙げられています。
ただ、
私の事務所では、
固定電話を設置せず、仕事用の携帯電話を用意しました。
行政書士は、
役所。
警察署。
顧客。
取引先。
など、
外出中に電話へ出ることもあります。
そのため、
私の場合は携帯電話の方が使いやすいと考えました。
プライベート番号と仕事用番号は分けた
私は、
仕事専用の回線
を用意しました。
ホームページ。
名刺。
Google上の事務所情報。
などへ電話番号を掲載する場合、
プライベート番号と共用すると管理が面倒になります。
開業するなら、
私は、
仕事専用番号を持つ
ことをおすすめします。
元記事の「1円端末」情報は削除する
元の記事では、
携帯電話会社のキャンペーンを使い、
MNPなどを組み合わせて、
端末を非常に安く手に入れた具体的な方法まで紹介していました。
ただ、
携帯電話の販売条件・キャンペーンは変化します。
この部分は、
行政書士事務所の設備を知りたい人にとって本質でもありません。
今回は、
「私は固定電話ではなく仕事用携帯電話を用意した」
という体験だけを残します。
7.インターネット・Wi-Fi環境
パソコンを使うなら、
当然、
インターネット環境
も必要になります。
私は、
ルーター等を用意して、
事務所内で通信できるようにしました。
行政書士業務では、
メール。
オンライン申請。
行政機関のWebサイト確認。
クラウド。
Web会議。
などを使います。
通信が不安定だと、
かなり仕事がしにくくなります。
セキュリティも考える
行政書士は依頼者情報を扱います。
だから、
無料の公衆Wi-Fiへ業務用パソコンを何でも接続する。
パスワードなしのネットワーク。
という使い方は避け、
自分で管理できる通信環境
を用意した方がいいと思います。
職務基本規則でも、職務上知り得た秘密の保持や、事件記録の管理時に秘密・プライバシーが漏れないようにすることが求められています。
8.来客用の机・椅子|私は置かなかった
行政書士事務所設置指導基準には、
来客用の、
テーブル。
椅子。
記載台。
なども設備例として挙げられています。
でも、
私は自分の事務所には、
来客用の机・椅子を置きませんでした。
事務所自体がかなり小さく、
開業当初、
来客もほとんど想定していなかったからです。
来客時は時間貸し会議室を利用することにした
私の場合は、
来客がある場合、
別の時間貸し会議室を利用する
運用にしました。
そして、
この形で問題ないか、
行政書士会へ事前に確認しています。
ここは重要です。
「このブログの人が応接セットなしで登録できた」
↓
「自分も勝手に省略しよう」
ではありません。
現在の神奈川県行政書士会は、レンタルオフィスについて、事務所運営に必要な備品を事務所内へ設置するよう案内しています。
事務所の広さ・来客方法などによって判断が異なる可能性があるため、
省略したい設備がある場合は登録前に所属予定会へ確認
してください。
9.収納棚
私は、
コピー用紙。
封筒。
文房具。
その他の消耗品。
などを置く、
収納棚
も用意しました。
行政書士事務所設置指導基準にも、
用紙・雑品等を保管する収納庫・収納棚が設備例として挙げられています。
これは鍵付き書庫とは別です。
鍵付き書庫
依頼者関係書類など、
秘密管理が必要なもの。
普通の収納棚
コピー用紙。
封筒。
文房具。
備品。
など。
という使い分けをしています。
10.業務用図書・図書棚
行政書士として開業すると、
実務書。
六法。
契約書関係。
許認可関係。
開業・営業関係。
など、
本も増えていきます。
行政書士事務所設置指導基準にも、
業務用図書・図書棚
が設備例として挙げられています。
私は小型の本棚を用意しました。
ただ、
現在は電子書籍。
電子六法。
Web上の公式資料。
などもあります。
だから、
大量の紙の本を置く本棚が絶対必要、
という意味ではありません。
自分が使う資料量に合わせて決めればいいでしょう。
11.FAX|私はインターネットFAXを選んだ
私は開業時に、
インターネットFAX
も導入しました。
固定電話回線を用意するつもりがなかったためです。
インターネットFAXなら、
FAX番号を取得し、
PDF等をオンラインで送受信できます。
元の記事では、
私が当時利用した具体的なサービス名まで紹介していました。
ただ、
サービス内容・料金は変わるため、
今回は特定サービスを強くおすすめする形にはしません。
2026年現在、FAXは「全行政書士必須」とは言わない
元の記事では、
東京都行政書士会でFAXが必要という情報をもとに、
私も用意した、
という流れでした。
しかし、
少なくとも2026年現在の神奈川県行政書士会では、
FAXを必須設備として個別に明示してはいません。
具体的設備については本人が必要性を判断し、
鍵付き書庫のみ必須とする案内です。
だから、
FAXを使う業務が多い。
取引先がFAX中心。
なら用意する。
ほとんど使わない。
なら必要性を検討する。
という考え方でいいと思います。
私は開業時の設備・備品に約28.8万円使った
63/91で開業費用を集計したところ、
私が設備・備品関係へ使った金額は、
約28万8,000円
でした。
主な内訳は、
パソコン。
モニター。
通信環境。
電話。
複合機。
鍵付きワゴン。
本棚。
収納。
その他備品。
です。
ただし、
ここでも注意があります。
行政書士の設備費は28.8万円必要
という意味ではありません。
私は、
開業に合わせてパソコン等も新しく用意したため、
この金額になりました。
すでに、
パソコン。
プリンター。
モニター。
机。
椅子。
などを持っている人なら、
もっと安くできます。
開業時に全部新品で揃える必要はない
行政書士として開業すると、
登録費用。
事務所費。
名刺。
職印。
ホームページ。
交通費。
など、
ほかにもお金がかかります。
だから、
「開業だからオフィス家具を全部新品にしよう」
と考えなくてもいいと思います。
私は、
登録・実務に必要なものから揃える
ことをおすすめします。
最優先|登録・秘密保持に関係するもの
まず、
- 鍵付き書庫
- 事務所を施錠できる環境
- 業務書類を安全に扱える環境
です。
神奈川県では鍵付き書庫は必須です。
次|仕事をするために必要なもの
次に、
- パソコン
- 通信環境
- 電話
- 印刷・スキャン環境
- 机・椅子
です。
あとからでもいいもの
- 外付けモニター
- 大きな本棚
- 高級オフィスチェア
- 大型家具
- 必要性の低い周辺機器
などは、
実際に仕事を始めてからでも構いません。
表札も忘れない
設備とは少し違いますが、
行政書士職務基本規則では、
事務所に行政書士事務所であることを明らかにした表札を掲示すること
が求められています。
神奈川県行政書士会も、
レンタルオフィスを使用する場合、
一般の人から見える場所へ表札を掲示できることを確認するよう案内しています。
レンタルオフィスを借りる場合は、
表札をどこへ出せるのか
も契約前に確認した方がいいでしょう。
専用ポストもレンタルオフィスでは確認する
神奈川県行政書士会は、
レンタルオフィスについて、
郵便配達員が直接投函できる専用ポスト
があることも確認するよう案内しています。
行政書士は、
役所。
依頼者。
取引先。
行政書士会。
などから郵便物を受け取ります。
そのため、
単なる「住所利用サービス」ではなく、
事務所として郵便を受け取れる環境も必要です。
報酬額表を掲示する場所も考えておく
これも備品一覧ではありませんが、
行政書士職務基本規則では、
職務に関して受ける報酬額表を作成し、事務所の見やすい場所へ掲示すること
が定められています。
したがって、
事務所を作る際には、
表札だけでなく、
事務所内の掲示物
についても考えておきます。
行政書士事務所にシュレッダーは必要?
私は元記事ではシュレッダーを主要設備として紹介していませんでした。
制度上、
神奈川県行政書士会が現在、
シュレッダーを必須設備として指定しているわけでもありません。
ただ、
行政書士職務基本規則では、事件記録を廃棄する場合にも秘密・プライバシー情報が漏れないよう注意する必要があります。
そのため、
紙を多く扱うなら、
シュレッダー。
機密文書回収サービス。
など、
安全に廃棄する方法
は決めておいた方がいいでしょう。
行政書士事務所の設備についてよくある質問
鍵付き書庫は必要?
神奈川県では、
必須です。
2026年現在の新規登録案内で、必ず設置するよう明記されています。
金庫も必須?
行政書士事務所設置指導基準では設備例に挙げられていますが、神奈川県行政書士会は現在、具体的設備は本人が必要性を判断すると案内しています。
私は鍵付き収納へ機能をまとめました。
固定電話は必要?
私は固定電話ではなく仕事用携帯電話を使いました。
具体的な設備の扱いは所属予定会へ確認してください。
FAXは必要?
私はインターネットFAXを導入しました。
ただし2026年現在の神奈川県行政書士会は、FAXを必須設備として個別には指定していません。
業務内容・取引先に合わせて判断すればいいでしょう。
複合機は必要?
私は自前のモノクロレーザー複合機を用意しました。
実務では印刷・コピーだけでなくスキャンも使うため、私はかなり便利だと感じています。
ただし神奈川県では鍵付き書庫以外の具体的設備については本人判断を基本としています。
来客用机・椅子は必要?
私は行政書士会へ確認したうえで事務所内には置かず、来客時は別の会議室を利用する運用にしました。
ただし事務所形態によって判断が異なる可能性があるため、自己判断で省略せず所属予定会へ確認してください。
モニターは必要?
必須ではありません。
私は企業法務時代から2画面に慣れていたため、ノートパソコン+モニターで仕事をしています。
レンタルオフィスでも登録できる?
条件を満たせば可能です。
私自身も個室レンタルオフィスで登録しました。
神奈川県では、個室の構造、必要設備を置ける広さ、専用ポスト、表札、使用権限、使用期間などについて留意事項があります。
事務所契約については、行政書士開業の事務所の場所|オフィスor自宅も参考にしてください。
まとめ|「全部買う」のではなく、登録・秘密保持・実務の順で揃える
私が行政書士事務所を開業するときに用意した主な設備は、
事務用机・椅子
レンタルオフィスに備え付け。
鍵付き書庫
自分で購入。
神奈川県では現在も必須設備です。
パソコン
ノートパソコンを用意。
外付けモニター
業務効率を考えて追加。
複合機
モノクロレーザー複合機を購入。
電話
仕事用携帯電話。
通信環境
事務所用インターネット。
収納棚
紙・備品等を整理。
図書棚
業務書籍用。
FAX
インターネットFAX。
です。
元の記事では、
これらをかなり広く、
「行政書士会から求められる設備」
として紹介していました。
2026年現在は、
そこを修正します。
日本行政書士会連合会の事務所設置指導基準には、
机。
書庫。
金庫。
電話。
コピー機。
パソコン。
来客設備。
収納。
業務図書。
などが例示されています。
しかし神奈川県行政書士会は、
これらは例示であり、具体的設備は自分の事務所運営に必要なものを判断して用意する
という考え方を示しています。
その中で、
鍵付き書庫だけは必須。
ここが一番重要です。
だから私は、
これから開業する人には、
まず、
1.行政書士会の登録要件を満たすもの
↓
2.依頼者の秘密・書類を安全に管理するもの
↓
3.実際に仕事をするために必要なもの
↓
4.仕事を楽にするもの
の順番で揃えることをおすすめします。
私は開業時、
設備・備品に約28.8万円使いました。
でも、
その中には、
新しいパソコン。
外付けモニター。
複合機。
なども含まれています。
すでに持っている物があれば、
もっと安く開業できます。
反対に、
独立したオフィスで、
来客設備まで全部揃えるなら、
もっと高くなるでしょう。
行政書士事務所に全国共通の「設備セット」が一つあるわけではありません。
自宅なのか。
レンタルオフィスなのか。
来客はあるのか。
何の業務をするのか。
紙をどれくらい使うのか。
によって変わります。
ただ、
どんな事務所でも、
秘密を守れる環境で行政書士業務を適切に行えること
が前提です。
そのうえで、
最初から完璧なオフィスを作ることより、
必要な設備を揃えて開業し、
実際に仕事をしながら、
「これは必要だった」
と思うものを少しずつ追加する。
私はそのくらいでいいと思います。
※本ブログはフリューゲル行政書士事務所が運営しております。

