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法務部は激務?きつい?つらい?

企業法務物語

法務部の仕事に就きたいんだけど不安なことがあるんだ…

何が不安なんだい?

ネット検索で「法務部 激務/きつい/つらい」ってでてくるんだ…

法務の仕事が大変なんじゃないかと不安になってるんだね。

実際、法務部にいた管理人さんに色々話を聞きたいと思ったんだ。

それじゃあ、今回は法務の仕事の大変なところを伝えていこうか。

どんな大変さが待っているか教えてくれるんだね。

法務部の仕事が大変かそうでないかは勤める企業によるところが大きいです。

ただ、それでは何の解決にもならないですよね。

そこで今回は以下のようなことをお伝えしていこうと思います。

・ 企業法務共通の大変さ
・ 忙しくて大変な法務部の特徴

この2つのテーマから法務部の大変なところが見えてくると思います。

企業法務共通の大変さ

まずは、どの企業にも共通して企業法務が大変とされる理由についてお伝えします。

法律を勉強し続ける必要がある(業務外)

まず最初は、「法律を勉強し続ける必要がある」です。

なぜ勉強し続けないといけないのでしょうか?

理由は以下のとおりただ一つです。

・ 法務のスキル≒知識

法務は知識がないとそもそも仕事になりません。

こんなときは特に勉強が必要です。

・ 新たな業務を習得するとき
・ 新規事業が始まるとき
・ 法改正があったとき

そもそも、日ごろから鍛錬していないと知識も抜け落ちてしまいます。

では、いつ勉強すればいいのでしょうか?

私の経験上、業務中に勉強ができるなんてことはほぼありえません

せいぜいセミナーに参加できるタイミングくらいだと思います。

つまり、業務外で一生懸命勉強する必要があるのです。

これを楽しいと感じられるかどうかが法務に向いているかの境目だと思ってます。

逆にいえば、勉強したことがそのままスキルとして発揮できるのは面白いものです。

ただ、プライベートの時間に勉強するのはやはり大変ではあると思います。

他部署(特に営業)と対立しやすい

次は、「他部署(特に営業)と対立しやすい」です。

法務は事業を進める際のブレーキ役になる立場です。

事業を進めたい他部署(特に営業)とは対極の関係になりやすいのです。

最近は「攻めの法務」なんて言われたりしますがそんな上手くいくことばかりではありません。

よくある対立軸は以下のようなパターンがあります。

・ どうしても案件を進めたい営業
・ コンプライアンスの問題で案件を止めたい法務

こんなときなんて言われると思いますか?

「法務のせいで案件がとまった。」と言われるのです。

ただ、こうならないようにするのも法務の技量の一つです。

ここで言いたいのは、全く逆の立場の人たちを相手に仕事をするのだということです。

次にこんなパターンもあります。

・ お客様に言われたことにNOといえない営業
・ 契約交渉をしてもらわないといけないと指摘する法務

こんなときなんて言われると思いますか?

「もう契約書なんていらないだろ。何でもいいだろ。」とか言われたりします。

何でもいいわけないのですが東証プライム上場企業の営業でもこんなことを言ってきます。

しまいには「法務が契約交渉をしろ。」などと職務放棄する営業も過去にはいました。

ただ、こうならないようにするのもまた、法務の技量の一つだったりするのです。

このように企業のブレーキ役になるというのはかなり大変な立場にあるのは間違いありません。

忙しくて大変な法務部の特徴

次は、「こんな企業の法務部だったら大変です。」というお話をしていきます。

人が足りていない法務部

私は、複数社の法務部を経験しています。

また、その会社のグループ会社の状況なども見てきました。

転職活動を通して数多くの企業の内情についても教えてもらいました。

横のつながりで他社の状況も見聞きしてきました。

ここで私がどの企業にも共通して感じたことはただ一つです。

・ どの企業も法務部の人手は足りていない

この理由は主に2つあります。

・ 法務という専門職の人材自体足りていない
・ コスト部門の扱いを受けやすく人材の補充が後回しになりやすい

多くの企業でこの状態なので人手が足りてる法務はあまりないと思った方がよいでしょう。

ただ逆に考えてみてください。

たくさんの案件を経験できて圧倒的に成長できるのではないでしょうか。

しっかり成長して転職でステップアップしていけば年収面でも大きく変わっていくでしょう。

忙しい法務にも魅力的な面がないわけではないので頑張りましょう。

コンプライアンス意識の低い企業の法務部

これは就職そのものをあまりおすすめしません。

なぜなら法務の企業内での立場が上がることがないからです。

経営サイドにあまり求められていないということですね。

こういった企業に多い傾向があります。

・ 成長志向が強すぎるベンチャー企業
・ 体育会系で営業で成り立っているような会社
・ 成長志向があまりない緩い中堅企業

成長志向が強すぎても弱すぎてもだめなのです。

言い方は悪いですが、緩くなりすぎてだらけきった企業というのもあるのです。

その中で1人だけコンプライアンスを叫んだところで何の意味もないのです。

まとめ

法務部の大変な面を今日はしっかり学ぶことができたよ。

それじゃあ、今回伝えたことをまとめていこうか。

企業法務に共通して大変なことは以下のようなことでした。

・ 法律を勉強し続ける必要がある(業務外)
・ 他部署(特に営業)と対立しやすい

以下のような企業の法務部は特に大変だということをお伝えしました。

・ 人が足りていない法務部
・ コンプライアンス意識の低い企業の法務部

会社選びも大事ってことだね。

そういうことだね。

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