行政書士会への登録が完了したら、行政書士会からその旨通知がきます。
その際に、登録証交付式の案内も一緒にきます。
登録証とは、行政書士名簿に登録されたことを証する賞状のようなものです。
その登録証の授与を行うのが交付式です。
とはいっても、各都道府県によって内容が異なるようです。
私の所属する行政書士会では以下の3部構成になっていました。
・ 研修会
・ 登録証交付式
・ 懇親会(任意参加)
また、「職印の届出」もこのタイミングで行います。
登録証交付式の前までには職印の作成は済ませておきましょう。
今回の記事では、それぞれの会でどんなことをしたかお話しできればと思っています。
配布物
研修会の前に受付で以下のようなものが配布されました。
・ 行政書士微章(バッジ)
・ 行政書士証票(プラスチックカード)
・ 行政書士会の会員証
行政書士証票は、日本行政書士会連合会からもらうカードです。
会員証は、各都道府県の行政書士会からもらうカードです。
こういったものを受け取ると、本当に行政書士になったんだなと思えますよね。
研修会
研修会は、「行政書士として最低限守るべきこと」を学ぶ機会でした。
主に、行政書士法についての解説がメインでした。
例えば、行政書士法違反で逮捕された事案などについても説明がありました。
探偵などと結託して職務上請求書を悪用して個人情報を違法に入手するような事案でした。
この事案があったおかげで、一般倫理研修という研修ができたそうです。
その一般倫理研修の受講の案内もこの研修会の中でありました。
研修会ではこのような内容を2時間かけて学んでいきました。
登録証交付式
登録証交付式では、都道府県の行政書士会会長から登録証を直接手渡しでもらいました。
学生の卒業証書授与式みたいな感じでした。
式の最初は、都道府県の行政書士会会長、政治連盟会長のあいさつから始まりました。
それ以外はほぼ、政治連盟、行政書士会の各部署などからの案内を聞く時間でした。
ここまではほぼ登壇者の話しを聞く時間で、他の新人行政書士さんとの交流は特にありませんでした。
懇親会
私の所属する行政書士会では、交付式の後に懇親会が用意されていました。
約8割の方が参加していた印象でした。
登録証交付式には、他の行政書士会から移転してきた人もいます。
そういった方たちが懇親会を欠席しているような感じでした。
懇親会では、行政書士会の組織の構成員の先輩方も参加してくれていました。
新人の方々や先輩方の話しをきけたとてもいい機会でした。
私の場合、一度同席しただけでその後連絡を取り合うような人はいませんでした。
ただ、以下の理由で参加してよかったなと思っています。
・ 人と話す練習ができる
・ 先輩の貴重な話しが聞ける
・ いろんな人の行政書士になった背景を聞ける
・ いつか何かにつながるかもしれない
これから少しずつ交流会などにも参加しようと思いました。
先輩たちが言っていたこと
登録証交付式や懇親会で先輩たちからありがたいお話しがたくさん聞けました。
そこで、どんなことを聞いたか備忘の意味も込めてここに書いておこうと思います。
・ 待っているだけでは仕事はこない
・ 自分の顔を売る努力をしよう
・ 最初はとにかく名刺を配っていこう
・ 行政書士の横のつながりは意外と大事
・ 許認可の専門を決めるにはとにかく研修に参加しよう
・ 行政書士を続けていくうちに柱は決まっていく
最後に(参加してみた感想)
登録証交付式を終えて、ようやく行政書士になったんだという実感が少し湧きました。
行政書士として動いていくために必要なものがそろったというイメージです。
また、右も左もわからない世界に飛び込んですぐに、先輩の話しをきけたのもよかったです。
当面の間、自分がやるべきことを認識することができたからです。
やはり仕事の基本は、人と人なんだなと感じました。
人と会うには人に会うしかない!
交流の場にも嫌がらず顔を出すようにしようと覚悟を決めた時間でもありました。
あと、行政書士会の仕事にも積極的に参加していこうかなと思いました。
会の仕事でできる横のつながりは意外と有意義なんだそうです。
また、他の新人行政書士の方とも話せてよかったです。
意外だったのはアラフォーの自分が集団の中では若い方だったということです。
噂ではきいてましたが、行政書士の開業者の年齢層はめちゃくちゃ高いのだなと思いました。
このように参加したからこその新しい発見が色々とありました。
なので、これからも色んな場に顔を出す努力をしていこうと思います。
今回の記事はここまでです。
行政書士を開業される方の参考になったなら幸いです。