※本ブログはフリューゲル行政書士事務所が運営しております。
「情報セキュリティマネジメント試験って難しい?」
「IT未経験でも独学で合格できる?」
「どのくらい勉強すればいい?」
情報セキュリティマネジメント試験に興味があっても、IT資格というだけで難しそうに感じる人もいると思います。
私は実際に、
情報セキュリティマネジメント試験に合格しています。
また、その前にはITパスポート試験にも合格しています。
実際に受験した経験からいうと、
情報セキュリティマネジメント試験は、ITエンジニアだけを対象にした難関技術試験ではありません。
むしろ、
- 情報セキュリティ
- 情報資産の管理
- リスク管理
- サイバー攻撃への対策
- 個人情報保護
- 委託先管理
- セキュリティ事故への対応
など、
組織でITを安全に使うための知識
を学ぶ試験です。
IPAも、情報セキュリティマネジメント試験を、情報システムの利用部門で情報セキュリティを確保・維持・改善するための基本的な知識・技能を評価する試験として位置付けています。
この記事では、
- 情報セキュリティマネジメント試験とは
- 2026年現在の試験形式
- 難易度・合格率
- 勉強時間の目安
- ITパスポートとの違い
- おすすめテキスト・問題集
- 科目Aの勉強方法
- 科目Bの勉強方法
- 私が実際にやった独学方法
- 履歴書に書くべきか
- 2027年度の試験制度変更
について、合格経験をもとに解説します。
※この記事は2026年8月時点の情報をもとにしています。
- 情報セキュリティマネジメント試験とは?
- 2026年現在はCBT方式
- 2026年12月末以降は一時休止予定なので注意
- 現在の試験は60問・120分
- 受験手数料は7,500円
- 情報セキュリティ全般
- 情報セキュリティ管理
- 情報セキュリティ対策
- 情報セキュリティ関連法規
- 科目Aは「用語を知っているか」がかなり重要
- 科目Bは文章を丁寧に読む
- 科目Bは暗記だけではなく考え方に慣れる
- 私もITパスポートから進んだ
- 「200時間やったから大丈夫」ではない
- なぜ初心者におすすめ?
- 2026年版はテキストと問題集が分かれている
- STEP1|テキストを少し読んだら問題を解く
- STEP2|1周目は完璧を目指さない
- STEP3|科目Aは問題数をこなす
- STEP4|科目Bは必ず長文問題を解く
- STEP5|解説をしっかり読む
- STEP6|わからなければテキストへ戻る
- 法務との相性も悪くない
- 「DX人材の証明」とまでは言わない
- 情報セキュリティマネジメント試験は難しい?
- 合格率は?
- 問題数は?
- 試験時間は?
- 合格点は?
- 受験料は?
- 年に何回受けられる?
- IT初心者でも受かる?
- プログラミングは必要?
- おすすめテキストは?
- 勉強時間は?
- 独学でも大丈夫?
- 履歴書に書いていい?
- 2027年に試験はなくなる?
情報セキュリティマネジメント試験とは?
情報セキュリティマネジメント試験は、
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する情報処理技術者試験の一つ
です。
いわゆる、
国家試験
です。
情報セキュリティという名前から、
「プログラマー向け?」
「サーバーの構築とかをするの?」
と思うかもしれません。
しかし、試験の中心はそこではありません。
IPAが示している出題内容には、
- 情報セキュリティの基本
- 脅威・脆弱性
- サイバー攻撃
- 暗号・認証
- リスク管理
- ISMS
- インシデント管理
- マルウェア対策
- 不正アクセス対策
- 情報漏えい対策
- 個人情報保護法
- 不正アクセス禁止法
- ネットワーク
- システム監査
- 経営管理
などがあります。
つまり、
ITを「作る人」だけではなく、ITを「安全に使う側」にも関係する試験
です。
2026年現在はCBT方式
2026年現在、情報セキュリティマネジメント試験は、
CBT方式
で実施されています。
CBTとは、試験会場に設置されたパソコンを使って受験する方式です。
2023年度からは年間を通じて随時実施されており、受験者が試験日時・会場を選択できます。
以前のように、
「春期試験まで待つ」
「秋期試験を逃したら半年待つ」
という試験ではありません。
これは受験しやすさという意味ではかなり大きなメリットです。
2026年12月末以降は一時休止予定なので注意
2026年に受験する人は、ここに注意してください。
IPAは現在、試験システムのリプレースに伴い、
2026年12月28日以降、CBT試験を一時休止する予定
と案内しています。
2027年1月以降の具体的な試験実施については、2026年秋頃に改めて案内される予定です。
そのため、
「年末に受ければいいや」
と考えている人は、最新の試験日程を必ず確認してください。
現在の試験は60問・120分
2026年現在の情報セキュリティマネジメント試験は、
試験時間:120分
出題数:60問
です。
問題は、
科目A
と
科目B
から出題されます。
科目Aは四肢択一を中心とした知識問題。
科目Bは、業務の現場を想定したケーススタディ型の問題です。
合格基準は、
1,000点満点中600点以上
です。
ただし単純に、
「60問中36問正解すれば必ず合格」
という採点ではありません。
IPAではIRT(項目応答理論)を用いて評価点を算出しています。
受験手数料は7,500円
2026年現在、情報処理技術者試験の受験手数料は、
7,500円
です。
CBT方式なので、
自分の都合に合わせて日程を選べる。
↓
ただし受験料はそれなりにする。
という試験です。
そのため、
「とりあえず受けてみる」
より、ある程度問題演習をして合格圏に入ってから申し込む方がいいでしょう。
科目Aでは何が出る?
科目Aでは、情報セキュリティを中心とした知識が問われます。
特に重要なのが、
情報セキュリティ全般
- 機密性
- 完全性
- 可用性
- 脅威
- 脆弱性
- サイバー攻撃
- 暗号
- 認証
情報セキュリティ管理
- 情報資産
- リスク
- ISMS
- インシデント管理
- CSIRT
情報セキュリティ対策
- マルウェア対策
- 不正アクセス対策
- 情報漏えい対策
- アクセス管理
- 情報セキュリティ教育
情報セキュリティ関連法規
- サイバーセキュリティ基本法
- 個人情報保護法
- 不正アクセス禁止法
などです。
さらに関連分野として、
ネットワーク。
データベース。
システム監査。
プロジェクトマネジメント。
経営管理。
なども出題されます。
科目Aは「用語を知っているか」がかなり重要
科目Aでは、
「この攻撃方法は何?」
「この対策は何?」
「この用語は何を意味する?」
という知識問題があります。
だから、
基本用語を問題演習で繰り返し覚える
方法が使いやすいです。
たとえば、
フィッシング。
SQLインジェクション。
クロスサイトスクリプティング。
ランサムウェア。
多要素認証。
公開鍵暗号。
ハッシュ。
など。
最初は、
「カタカナ多すぎるだろ……」
となるかもしれません。
でも、何度も問題を解いていると、
同じ用語へ何度も出会います。
そこで少しずつ覚えていけばいいと思います。
科目Bは「長文を読んで判断する試験」
情報セキュリティマネジメントで重要なのが、
科目B
です。
IPAでは、科目Bについて、
業務現場における、
- 情報資産管理
- リスクアセスメント
- IT利用時の情報セキュリティ
- 委託先管理
- 情報セキュリティ教育・訓練
などのケーススタディを通じて、実践力を問うとしています。
つまり、
用語を暗記しただけではなく、
実際の会社でこの問題が起きたら、どう対応する?
という考え方が問われます。
科目Bは文章を丁寧に読む
科目Bで私が大切だと思うのは、
勝手に問題文へ情報を付け足さないこと
です。
長文問題では、
「この会社なら多分こうしているだろう」
「普通ならこうだろう」
と自分の想像を入れたくなります。
でも、
基本は問題文に書かれている状況から判断します。
誰が何をしたのか。
何が問題なのか。
どの情報資産なのか。
どんなリスクなのか。
どの対策が最も適切なのか。
を整理します。
科目Bは暗記だけではなく考え方に慣れる
科目Bは、
答えの文章だけ暗記しても対応しにくいです。
だから、
問題を解く。
↓
間違える。
↓
なぜその対策なのか確認する。
↓
別の問題を解く。
という繰り返しが重要です。
IPA自身も、
身近な事例をベースにした実践的な出題
を特徴として挙げています。
情報セキュリティマネジメント試験の難易度
元の記事では、
「ITパスポートより難しいが、難易度の高い試験ではない」
と書いていました。
今なら、
「ITパスポートより専門性は上がるが、IT未経験者でも独学で十分に合格を狙える試験」
くらいに表現します。
実際、IPAの公式統計では、
2025年度の合格率は、
70.0%
でした。
さらに2026年度は、6月までの累計で、
72.7%
となっています。
合格率だけを見ると高めです。
ただし、
合格率が高い=ほとんど勉強しなくても受かる
ではありません。
そもそも受験者には、
IT業務経験者。
ITパスポート合格者。
企業から受験を推奨されている人。
なども含まれます。
だから私は、
「合格率70%なら簡単」
と考えるより、
必要な知識をきちんと勉強すれば十分に合格できる試験
と考える方がいいと思います。
私もITパスポートから進んだ
私は、
ITパスポート
↓
情報セキュリティマネジメント
という順番で合格しました。
ITパスポートで、
ITの基本用語。
ネットワーク。
セキュリティ。
経営。
マネジメント。
などへ一度触れていたので、
情報セキュリティマネジメントの勉強へ入りやすかったです。
ただし元の記事にあった、
「ITパスポートと試験範囲が50%近く重なる」
という数字は、公式な根拠を確認できないので削除します。
試験範囲に共通する部分はありますが、
何%同じかまで言い切る必要はありません。
ITパスポートについては、ITパスポートは難しい?難易度・勉強時間・独学の勉強方法を合格者が解説でも紹介しています。
勉強時間はどれくらい?
元の記事では、
完全初学者:200時間
ITパスポート経由:50~100時間
としていました。
しかし、この数字はIPAが示している公式な必要勉強時間ではありません。
そこで今回は、
「○時間やれば受かる」と断定する書き方はやめます。
実際には、
- IT経験
- ITパスポートの勉強経験
- セキュリティ知識
- 資格試験への慣れ
- 科目Bの読解力
によって必要時間はかなり変わります。
私なら学習計画を立てるとき、
ITパスポートなどの基礎がある
50~100時間程度から計画
ITをほとんど勉強したことがない
100時間以上を見込み、理解度を見ながら追加
くらいから始めます。
ただし、これはあくまで学習計画上の目安です。
重要なのは時間ではなく、
問題を解いて合格水準へ届いているか
です。
「200時間やったから大丈夫」ではない
資格試験では、
勉強時間を数えることに意味がないとは思いません。
でも、
200時間テキストを読む。
と、
80時間でも問題演習をしっかり行う。
では結果が違う可能性があります。
だから、
「何時間やった?」
だけではなく、
科目Aの問題を安定して解けるか
科目Bの長文問題を時間内に処理できるか
を確認してください。
おすすめテキストは「出るとこだけ!」
私が元の記事からおすすめしているのが、
『情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント』
シリーズです。
2026年版も現在刊行されています。
2026年版は、
『情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント[科目A][科目B]テキスト 2026年版』
です。
定価は1,980円。
584ページ。
新シラバスVer.4.1に対応しています。
なぜ初心者におすすめ?
この本の特徴は、
IT初心者でも読み進めやすいように作られていること
です。
翔泳社も、
「初心者が挫折しない本」
をコンセプトとしており、
専門用語をできるだけ丁寧に説明しています。
情報セキュリティマネジメント試験は、
ITエンジニアだけが受験する試験ではありません。
だから、
いきなり専門家向けの分厚い技術書を使う必要はありません。
試験対策用のテキストで十分です。
2026年版はテキストと問題集が分かれている
2026年版では、
テキスト
と、
予想+過去問題集
が別に刊行されています。
問題集は、
『情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント[科目A][科目B]予想+過去問題集 2026年版』
です。
こちらも定価1,980円で、科目A・科目Bの予想問題や過去問題を収録しています。
これから受験するなら、
テキスト+問題集
の2冊を組み合わせる方法がわかりやすいと思います。
私の独学方法|インプット2:アウトプット8
私が情報セキュリティマネジメント試験を勉強したときに意識したのが、
インプット:アウトプット=2:8
くらいにすることです。
つまり、
読むより問題を解く。
ただし、
テキストを読まなくていい
という意味ではありません。
私の基本的な流れは、
テキスト。
↓
問題。
↓
テキスト。
↓
問題。
です。
STEP1|テキストを少し読んだら問題を解く
テキストを最初から最後まで読み切る。
↓
その後問題集。
ではありません。
たとえば、
暗号について読む。
↓
暗号の問題を解く。
↓
認証を読む。
↓
認証の問題を解く。
というように、
インプットとアウトプットを並行
します。
実際に問題を解くと、
「ここを聞いてくるのか」
ということがわかります。
STEP2|1周目は完璧を目指さない
IT用語は最初、
意味がわからないものが大量に出てきます。
DNS。
SQL。
ISMS。
CSIRT。
DoS。
公開鍵。
ハッシュ。
「もう何語なんだよ」
と思うかもしれません。
でも1周目から全部覚えようとすると進みません。
まずは、
一度最後まで触れる。
これを優先します。
2周目。
3周目。
と繰り返すうちに、
「またこれ出た」
となります。
そこで覚えていけばいいと思います。
STEP3|科目Aは問題数をこなす
科目Aは、
問題演習との相性がいい
と思います。
用語。
特徴。
攻撃方法。
対策。
法律。
などを、
問題を解きながら覚えます。
間違えたら、
なぜ違うのか。
正しい選択肢はなぜ正しいのか。
を確認します。
STEP4|科目Bは必ず長文問題を解く
科目Aばかりやって、
科目Bを直前まで放置する
のはおすすめしません。
科目Bには、
長文を読む。
↓
状況を整理する。
↓
適切な対応を選ぶ。
という独特の形式があります。
知識があっても、
長文問題に慣れていないと時間がかかります。
だから早い段階で、
科目Bの問題も実際に解いてみる
ことをおすすめします。
STEP5|解説をしっかり読む
私が資格試験全般で重視しているのが、
問題の解説
です。
正解した。
↓
次。
ではありません。
正解したけど、
たまたま。
消去法。
勘。
なら、まだ理解できていない可能性があります。
だから、
なぜその答えになるのか
を確認します。
STEP6|わからなければテキストへ戻る
問題集の解説だけではわからない。
↓
テキストへ戻る。
これを繰り返します。
問題集で、
「このテーマが重要なんだ」
とわかる。
↓
テキストで周辺知識も確認。
↓
また問題。
という流れです。
資格試験全般の過去問の使い方については、過去問を繰り返すだけで資格試験は合格できるのか?でも詳しく紹介しています。
過去問だけで勉強できる?
私は、
過去問・問題演習をかなり重視する
派です。
でも、
過去問の答えだけを暗記する
のはおすすめしません。
特に情報セキュリティは変化が速い分野です。
新しい攻撃方法。
新しいサービス。
新しいセキュリティ対策。
法改正。
などがあります。
IPAも、組織を取り巻く環境変化や動向を捉えた問題を出題するとしています。
だから、
過去問で頻出論点を知る。
↓
現在のテキストで理解する。
という組み合わせがいいと思います。
ITパスポートを先に受けるべき?
必須ではありません。
情報セキュリティマネジメント試験から直接受験しても構いません。
ただ私は、
ITがまったく初めてならITパスポート→情報セキュリティマネジメント
という順番もおすすめできます。
ITパスポートでは、
IT。
経営。
マネジメント。
セキュリティ。
などを広く学びます。
その後、
セキュリティ分野を深める
形で情報セキュリティマネジメントへ進めるからです。
私自身もこの順番でした。
一方、
仕事ですでにITを使っている。
情報セキュリティにある程度詳しい。
という人なら、最初から情報セキュリティマネジメントでも問題ありません。
個人情報保護士との違いは?
似た資格として、
個人情報保護士
があります。
どちらも、
個人情報。
情報漏えい。
情報管理。
と関係します。
ただ、範囲はかなり違います。
個人情報保護士
個人情報保護法。
マイナンバー法。
個人情報の安全管理。
情報セキュリティ。
など。
情報セキュリティマネジメント
情報セキュリティ全般。
サイバー攻撃。
リスク管理。
ISMS。
暗号。
認証。
ネットワーク。
法令。
インシデント対応。
など。
つまり、
個人情報保護士は個人情報保護寄り。
情報セキュリティマネジメントは組織の情報セキュリティ全般寄り。
と考えるとわかりやすいでしょう。
私は両方に合格しています。
個人情報保護士については、個人情報保護士はいらない?何に使う?難易度・勉強時間を合格者が解説でも紹介しています。
情報セキュリティマネジメント試験を取る意味は?
私は、
IT部門以外の人にも意味がある試験
だと思います。
現在の会社では、
営業。
法務。
人事。
総務。
経理。
マーケティング。
なども、
クラウドサービス。
オンライン会議。
顧客データ。
個人情報。
社内システム。
を普通に扱います。
情報セキュリティは、
情報システム部だけが気をつければいい問題ではありません。
IPAも科目Bで、業務現場における情報資産管理、委託先管理、セキュリティ教育などを出題しています。
法務との相性も悪くない
私自身、その後企業法務で働いています。
企業法務でも、
秘密保持。
個人情報。
委託先との契約。
クラウドサービス。
セキュリティ事故。
などと関わる場面があります。
だから、
法務担当者が情報セキュリティの基本を知っておく
ことにも意味があります。
ただし、
この資格を取れば情報セキュリティ法務の専門家になれる
という意味ではありません。
あくまで、
情報セキュリティを理解するための基礎
として使うイメージです。
履歴書には書くべき?
元の記事では、
「絶対に書くべき」
としていました。
今なら、
仕事との関連性があるなら積極的に書いていい
と表現します。
情報セキュリティマネジメント試験は国家試験です。
そのため、
資格欄へ記載すること自体に問題はありません。
ただし、
たとえば調理師。
美容師。
など、ITや情報管理とほとんど関係のない求人なら、
履歴書の限られたスペースの中で優先順位が下がることもあるでしょう。
一方、
- IT
- 情報システム
- 総務
- 法務
- 人事
- 管理部門
- 金融
- 個人情報を扱う仕事
- セキュリティ関連業務
なら、
取得したことを書いていい資格
だと思います。
「DX人材の証明」とまでは言わない
元の記事では、
「主体的にDXへ取り組める人材であることを証明できる」
という趣旨まで書いていました。
これは少し強すぎます。
情報セキュリティマネジメント試験に合格したことは、
一定の情報セキュリティ知識を学んだことを示す材料
にはなります。
でも、
DXプロジェクトを実際に推進した経験。
システム導入経験。
業務改善経験。
まで証明するものではありません。
資格が証明する範囲は、資格の範囲にとどめた方がいいでしょう。
2027年度から試験制度が変わる予定
2026年にこの記事を読む人にとって、かなり重要な情報です。
IPAでは、
2027年度から情報処理技術者試験全体を新制度へ移行する予定
です。
ただし、
情報セキュリティマネジメント試験そのものは継続予定
です。
現在公表されている案では、2027年度以降の情報セキュリティマネジメント試験は、
科目A:48問
科目B:12問
合計120分
となる予定です。
つまり、
「2027年に情報セキュリティマネジメント試験がなくなる」わけではありません。
ただし、新制度のシラバス等は2026年8月現在も検討・公表が進んでいる途中です。
2027年度以降に受験する人は、
必ずIPAの最新情報を確認してください。
2026年に受けるなら今の教材を使っていい?
はい。
2026年中に現行制度で受験するなら、
2026年版の現行試験対応教材
を使います。
ただし、
2027年度へ受験を延期する場合は、
新試験制度対応版が出てから教材を選び直した方がいいでしょう。
これは2026年版記事なら、かなり重要な注意点です。
情報セキュリティマネジメントについてよくある質問
情報セキュリティマネジメント試験は難しい?
IT未経験でも独学で十分合格を狙える試験だと思います。
ただし、科目Aの知識問題だけでなく、科目Bのケース問題への対策も必要です。
合格率は?
IPAの公式統計では、2025年度は70.0%。
2026年度は6月までの累計で**72.7%**です。
問題数は?
2026年現在は、
60問
です。
試験時間は?
120分
です。
合格点は?
総合評価点、
1,000点満点中600点以上
が基準です。
IRT方式なので、単純な正解数だけで評価される方式ではありません。
受験料は?
2026年現在、
7,500円
です。
年に何回受けられる?
現在はCBT方式で随時実施されています。
ただし2026年12月28日以降はシステムリプレースに伴う休止が予定されています。
IT初心者でも受かる?
可能だと思います。
私自身はITパスポートを先に取得してから挑戦しました。
完全初学者なら、基本用語を丁寧に説明するテキストを使うことをおすすめします。
プログラミングは必要?
情報セキュリティマネジメント試験はプログラミング技術を中心に評価する試験ではありません。
組織における情報セキュリティ管理を中心に学びます。
おすすめテキストは?
私は、
『情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント』
シリーズをおすすめします。
2026年版のテキスト・問題集が刊行されています。
勉強時間は?
公式な必要時間はありません。
ITパスポートなどの基礎がある人なら50~100時間程度から、完全初学者なら100時間以上を想定して計画し、実際の問題演習結果に応じて増やす方法を私はおすすめします。
独学でも大丈夫?
私は独学で合格しています。
テキスト。
↓
問題。
↓
解説。
↓
わからなければテキスト。
という方法で十分狙える試験だと思います。
履歴書に書いていい?
もちろん書けます。
特にIT・情報管理・管理部門など、仕事内容との関連性がある場合は積極的に記載していいと思います。
2027年に試験はなくなる?
なくなる予定ではありません。
IPAが公表している新制度案でも、
情報セキュリティマネジメント試験は継続
となっています。
まとめ|情報セキュリティマネジメントは問題演習中心で独学を狙える
情報セキュリティマネジメント試験についてまとめると、
- IPAが実施する国家試験
- 情報セキュリティ管理の基本知識・技能を問う
- ITエンジニアだけを対象にした試験ではない
- 2026年現在はCBT方式
- 60問・120分
- 合格基準は1,000点中600点
- 2025年度合格率は70.0%
- 2026年度6月までの合格率は72.7%
- 受験手数料は7,500円
- 科目Aは知識問題
- 科目Bはケーススタディ型
- 私はITパスポート取得後に合格
- 私の勉強はインプット2:アウトプット8
- 1周目から完璧を求めない
- 科目Aだけでなく科目Bも早めに解く
- 問題の解説まで読む
- 不明点はテキストへ戻る
- 2027年度も情報セキュリティマネジメント試験は継続予定
- ただし新試験制度への移行が予定されている
という試験です。
元の記事を書いたときから変わらず、
私が最もおすすめしたいのは、
問題をたくさん解くこと
です。
情報セキュリティの用語は、
テキストを眺めているだけだとなかなか覚えられません。
フィッシング。
マルウェア。
暗号。
認証。
リスク。
ISMS。
CSIRT。
何度も問題で出会う。
↓
間違える。
↓
解説を読む。
↓
また出てくる。
その繰り返しで覚えていきます。
そして科目Bでは、
知っている知識を実際の会社のケースでどう使うか
を練習します。
私自身も、
テキスト中心ではなく、
インプット2:アウトプット8
くらいを意識して合格しました。
これから受験するなら、
まず2026年度対応テキストを1冊用意する。
↓
問題演習を始める。
↓
科目Aと科目Bを両方進める。
↓
弱点だけテキストへ戻る。
この方法をおすすめします。
そして2026年末から2027年にかけて試験制度の変更が予定されているので、
受験時期が2027年度以降になる人は、教材を買う前に必ずIPAの最新情報を確認してください。
※本ブログはフリューゲル行政書士事務所が運営しております。

