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宅建試験に合格したものの、不動産業の実務経験がない場合、「登録実務講習って何をするんだろう?」と不安に感じる人もいるのではないでしょうか。
私も宅建試験合格後、LEC東京リーガルマインドの宅建登録実務講習を実際に受講しました。
結論からいうと、私が受講した感想は、
「修了試験を必要以上に恐れる必要はない。ただし、2日間の講習はしっかり受けた方がいい」
というものです。
特に印象に残っているのは、不動産会社を経営している実務家の講師から実際の不動産取引について話を聞けたことでした。
宅建試験では知識として勉強した「重要事項説明書」や「契約書」を実際に扱うため、資格試験とは違った面白さもあります。
この記事では、私がLECの宅建登録実務講習を受講した経験をもとに、
- 宅建登録実務講習とは何か
- LECの受講料
- 事前学習
- スクーリングの内容
- 修了試験の難易度
- 実際に受講した感想
について紹介します。
※私が実際に受講した当時と、2026年現在では一部の受講方法が変更されています。現在の制度についてはLEC公式サイトの情報も確認しながら紹介します。
- LEC宅建登録実務講習の概要
- そもそも宅建登録実務講習とは?
- LECの宅建登録実務講習を受けた感想
- LEC宅建登録実務講習の流れ
- 自宅で事前学習をする
- 私が受講したときの事前学習
- スクーリングは意外と長い
- グループワークや発表はなかった
- 不動産実務家の講師の話が面白かった
- 演習では実際の不動産取引に近い作業をする
- LEC宅建登録実務講習の修了試験は難しい?
- 私は修了試験をそれほど難しいとは感じなかった
- 万が一修了試験に落ちたら?
- 遅刻には注意した方がいい
- 修了試験に合格すると修了証が届く
- LEC登録実務講習の良かったところ
- LEC宅建登録実務講習を受けて感じたデメリット
- LEC宅建登録実務講習はこんな人に向いている
- まとめ|私はLECの宅建登録実務講習を選んで良かった
LEC宅建登録実務講習の概要
2026年現在のLEC宅建登録実務講習の主な内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料 | 23,000円(税込) |
| 対象 | 宅建試験合格者で宅地建物取引に関する実務経験が2年未満の人など |
| 事前学習 | 教材+Web講義 |
| スクーリング | 12時間 |
| 主なクラス | 2日間クラス・一部1日クラス |
| 修了試験 | 60分 |
| ○×式 | 20問 |
| 記述式 | 20問 |
| 修了基準 | ○×式・記述式それぞれ8割以上 |
LECによると、2025年度の修了試験合格率は99.9%以上となっています。
数字だけを見ると、宅建試験のように多くの受験者をふるいにかけるための試験ではないことがわかります。
ただし、スクーリングには遅刻・早退・中抜けが認められていないため、「簡単そうだから適当でいい」というものではありません。
そもそも宅建登録実務講習とは?
宅建試験に合格しただけでは、すぐに宅地建物取引士として業務を行えるわけではありません。
宅地建物取引士として登録を受けるためには、原則として宅地建物の取引に関する2年以上の実務経験が必要です。
実務経験が2年に満たない場合、その要件を満たす方法のひとつが「登録実務講習」を修了することです。
私自身、不動産業界で2年以上の実務経験があったわけではなかったため、宅建試験合格後にLECの登録実務講習を受講しました。
宅建試験合格から宅建士証を取得するまでの全体的な流れについては、未経験宅建士の宅建士証交付までの流れで詳しく紹介しています。
LECの宅建登録実務講習を受けた感想
最初に全体的な感想をいうと、私はLECを選んで良かったと思っています。
特に良かったのは次の3点です。
- 不動産実務家の講師から実際の話を聞けた
- 校舎がきれいで受講しやすかった
- 実施会場やクラスが多く、日程を選びやすかった
私が受講したときは2日間クラスを選びました。
宅建試験の勉強とはかなり雰囲気が違います。
宅建試験が「合格するために知識を覚える勉強」だとすれば、登録実務講習は、
「宅建試験で覚えた知識を実際の不動産取引でどう使うのかを知る講習」
という印象でした。
ここからは実際の流れに沿って紹介します。
LEC宅建登録実務講習の流れ
大きな流れは次のとおりです。
- 申込み
- 自宅で事前学習
- スクーリング
- 修了試験
- 修了証の発行
私が受講したときの体験を交えながら、それぞれ見ていきます。
自宅で事前学習をする
登録実務講習へ申し込むと教材が送られてきます。
私が受講した当時は、
- テキスト
- 資料集
- DVD
- 通信課程問題
などが届き、DVDを視聴して事前学習する形式でした。
現在はDVDではなくWeb受講
ここは私が受講した当時から変わっています。
2026年現在のLECでは、「OnlineStudySP」を利用したWeb受講となっています。
教材として、
- 登録実務講習テキスト
- 登録実務講習テキスト資料集
- 手引き・通信課程問題
が送付され、それらを使って事前学習します。
そのため、以前受講した人の口コミで「DVDを見る」と書かれていても、現在は受講方法が異なる点には注意してください。
私が受講したときの事前学習
私が受講したときは、最初にDVDを視聴しました。
内容は、
- 自宅学習についての説明
- 法改正などについての簡単な説明
- テキストの内容についての説明
といったものでした。
宅建試験の直前期のように、必死になって暗記するような内容ではありません。
テキストについても、最初から全部覚えようとするのではなく、「どこに何が書かれているか」を確認するような感覚で一通り読みました。
通信課程問題も解きました。
私が受講した当時は○×式60問で、提出義務はありませんでした。
現在もLECでは「手引き・通信課程問題」に提出義務はないと案内されていますが、必ず解答するよう案内されています。
修了試験に向けても、一度きちんと取り組んでおいた方がいいでしょう。
スクーリングは意外と長い
事前学習が終わったら、LECの校舎でスクーリングを受講します。
私が受講したのは2日間クラスでした。
現在の2日間クラスも、
1日目:9時40分~18時00分
2日目:9時40分~18時10分
というスケジュールになっています。
2日目の最後に修了試験があります。
合計12時間の講習なので、思っていたよりしっかり時間を使います。
LECでは現在、一部の実施校で1日クラスも用意されています。
ただし1日クラスは朝から夜までの長時間講習になるため、個人的には日程に余裕があるのであれば2日間クラスの方が受講しやすいと思います。
グループワークや発表はなかった
私が受講前に少し気になっていたのが、
「グループワークとかあるのかな?」
「講師から突然指名されたりするのかな?」
ということでした。
少なくとも私が受講したクラスでは、そういったものはありませんでした。
グループで何かを発表するような課題もありません。
講師から突然指名されて答えさせられることもなく、比較的気楽に授業を受けることができました。
もちろん講師やクラスによって進め方が異なる可能性はありますが、人前で話すのが苦手な人でも必要以上に心配しなくていいと思います。
不動産実務家の講師の話が面白かった
これはLECの登録実務講習で特に良かった点です。
私が受講したときの講師は、実際に不動産会社を経営している方でした。
そのため、テキストの内容を説明するだけではなく、
「実際の不動産取引ではどうなのか」
という話を聞くことができました。
これが非常に面白かったです。
宅建試験では、宅建業法や民法などを「試験問題」として勉強します。
しかし登録実務講習では、それまで問題集の中でしか見ていなかった内容が、実際の不動産取引とつながります。
宅建試験に合格した後だからこそ理解できる話も多く、個人的には非常に勉強になりました。
宅建試験へ独学で合格したときの勉強方法については、宅建に独学で受かった人のブログでも紹介しています。
演習では実際の不動産取引に近い作業をする
スクーリングでは講義を聞くだけではありません。
演習も行われます。
私が受講したときは、主に、
- 物件の調査
- 契約書の作成
- 重要事項説明書の作成
などに取り組みました。
宅建試験で何度も目にした「重要事項説明書」や契約関係の内容を、今度は実際に作成する側として考えることになります。
ここが登録実務講習の面白いところだと思います。
講義をきちんと聞いていれば取り組める内容でしたので、演習そのものを恐れる必要はありません。
LEC宅建登録実務講習の修了試験は難しい?
登録実務講習について検索している人が一番気になるのは、
「最後の修了試験に落ちないか?」
ではないでしょうか。
私も受講前は気になっていました。
現在のLECの修了試験は次の内容です。
- 試験時間:60分
- ○×式:20問
- 記述式:20問
- ○×式・記述式それぞれ8割以上で修了
出題範囲は、通信講座とスクーリングで学習した内容です。
私が実際に受けたときも、○×式20問と記述式20問でした。
私は修了試験をそれほど難しいとは感じなかった
私が実際に受験した感想としては、宅建試験とはまったく性質が違いました。
宅建試験は合格者と不合格者を分ける試験です。
一方、登録実務講習の修了試験は、講習内容をきちんと理解しているか確認するための試験という印象でした。
講師から講習中に重要なポイントについて説明があります。
そのため、講習をしっかり聞き、演習にも取り組んでいれば、必要以上に怖がる必要はないと思います。
実際、LECが公表している2025年度の修了試験合格率は99.9%以上です。
ただし、
「ほとんどの人が受かるなら何もしなくていい」
という意味ではありません。
事前学習を行い、スクーリングをきちんと受講したうえで修了試験に臨みましょう。
万が一修了試験に落ちたら?
LECでは、修了試験に不合格となった場合、1回に限り無料で再受講できる制度があります。
修了試験の合格率自体が非常に高いので利用する人は多くないと思いますが、万が一の場合に再受講制度があるのは安心材料でしょう。
受付期限などは年度によって変わる可能性があるため、実際に利用するときはLEC公式サイトを確認してください。
遅刻には注意した方がいい
修了試験以上に注意しておきたいのが、スクーリングへの遅刻です。
LECでは、スクーリングについて遅刻・早退・中抜けは認められていないと案内しています。
試験そのものだけではなく、必要な講習時間をきちんと受講することが重要だからです。
当日は時間に余裕を持って会場へ行くことをおすすめします。
修了試験に合格すると修了証が届く
スクーリングをすべて受講して修了試験に合格すると、登録実務講習修了証が発行されます。
私のときも後日、修了証が郵送されてきました。
これで終わりではありません。
登録実務講習は、宅地建物取引士になるための手続の一段階です。
その後、都道府県への宅地建物取引士資格登録などの手続を進めることになります。
私が実際に宅建士証を取得するまでに行った手続については、未経験宅建士の宅建士証交付までの流れでまとめています。
また、宅建試験合格から一定期間が経過して宅建士証の交付を受ける場合などには法定講習が必要になることがあります。
私が実際に受講したときの様子は、宅建士の法定講習を受講して宅建士証を入手してきた件で紹介しています。
LEC登録実務講習の良かったところ
改めて、私が実際にLECで受講して良かったと感じたところをまとめます。
実務家の話を聞けた
一番良かったのはこれです。
資格試験の解説だけではなく、実際に不動産業界で仕事をしている人の話を聞くことができました。
宅建試験合格後の講習として、とても相性が良かったと思います。
実際の書類を扱えた
重要事項説明書や契約書など、宅建試験では知識として覚えていたものを実際に扱うことができました。
「宅建士の仕事」を少し具体的にイメージできるようになりました。
会場や日程を選びやすい
LECは全国に多くの実施会場があり、スクーリングクラスも多数設定されています。
2026年現在、LECは全国27拠点で700以上のスクーリングクラスを設定すると案内しています。
仕事をしながら受講する人にとって、日程や場所の選択肢が多いことは大きなメリットだと思います。
LEC宅建登録実務講習を受けて感じたデメリット
大きな不満はありませんでしたが、あえて挙げるなら拘束時間が長いことです。
2日間クラスの場合、ほぼ丸一日の講習が2日続きます。
私は講師の実務経験の話が面白かったので苦痛には感じませんでしたが、休日を2日使うのは人によっては負担でしょう。
また、現在の受講料は23,000円(税込)です。
宅建試験合格後は資格登録や宅建士証の交付などにも費用がかかるため、宅建士証を取得するまでには意外とお金がかかります。
この点についても、宅建士証交付までの流れと実際にかかった手続で詳しく紹介しています。
LEC宅建登録実務講習はこんな人に向いている
実際に受講した経験から、LECは特に次のような人に利用しやすいと思います。
- 実務経験がなく登録実務講習を受ける必要がある
- 自宅から通いやすい会場を選びたい
- 土日など自分の予定に合わせて受講したい
- 宅建試験の知識を実務につなげてみたい
- 修了試験について不安がある
登録実務講習の実施機関はLECだけではありません。
国土交通大臣の登録を受けた複数の機関が実施しています。
料金や会場、日程などを比較して、自分が受講しやすいところを選べばいいと思います。
まとめ|私はLECの宅建登録実務講習を選んで良かった
私がLECの宅建登録実務講習を受講した感想をまとめると、
- 実務家の講師の話が参考になった
- 宅建試験で学んだ内容を実務につなげられた
- グループワークなどはなく気楽に受講できた
- 修了試験は必要以上に恐れなくてもいいと感じた
- 会場や日程の選択肢が多い
- ただし2日間の講習はそれなりに長い
というものでした。
私自身は、LECを選んで良かったと思っています。
特に、宅建試験で問題としてしか見ていなかった重要事項説明書や契約書を実際に扱い、不動産実務家の話を聞けたことは良い経験になりました。
登録実務講習は、宅建試験合格後に必要な「面倒な手続」と考えることもできます。
しかし、不動産業界未経験者にとっては、宅建試験で身につけた知識と実際の不動産取引をつなぐ機会でもあります。
これからLECの登録実務講習を受講する人は、修了試験を必要以上に心配するより、講習そのものを楽しむくらいの気持ちで参加してみてはいかがでしょうか。
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