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行政書士開業のための行政書士会への登録申請手続

行政書士開業物語

事務所を決めて設備・備品の準備が完了したらいよいよ登録申請を行います。

事務所が所在する都道府県の行政書士会に申請を行います。

申請の大まかな流れは、以下のとおりです。

出典:日本行政書士会連合会HPより

申請者側の主な対応は、以下の2つのどちらかになります。
※各行政書士会によって細かい点で違いがある場合があります。

・ 書類の提出(郵送)
 ▼ ▲(不備があれば補正or再提出)
・ 行政書士会から確認の連絡
 ▼
・ 行政書士会の事務所を訪問する
 ▼
・ 事務所の現地調査を受ける
 ▼
・ 登録

・ 事前予約
 ▼
・ 行政書士会の事務所へ書類を持参
 ▼
・ 事務所の現地調査を受ける
 ▼
・ 登録

今回は、左側の流れに沿って確認していきたいと思います。

書類の提出

提出する書類は各行政書士会によって多少の違いがあるようです。

参考までに東京都行政書士会の必要書類をまとめてみました。

1.行政書士登録申請書
2.履歴書
3.住民票 ※本籍(外国籍の方は国籍)の記載のあるもの
4.行政書士となる資格を証する書面
5.身分証明書(本籍地の市区町村発行のもの)
6.誓約書
7.申請者の正面顔写真 ※貼付したものを含め4枚
8.入会届(個人)
9.共同・合同事務所届出 ※該当する方のみ
10.事務所の使用権を証する書類
11.事務所内部の配置図
12.フロア図 ※住宅の一部を事務所とする場合及び同一のフロアに他の法人等がいる場合に提出
13.事務所写真(写真を撮影するときの注意事項は P.11参照)※東京都行政書士会指定の用紙に貼付
14.収入印紙30,000円(登録免許税) ※申請書に貼付せず持参
15.登録手数料及び入会金の振込票控え ※振込先等はチェックリスト参照
16.会費21,000円 ※現金を持参
17. 東京行政書士政治連盟加入・不加入届

全ての書類が完成したら行政書士会に郵送します。

この中で「身分証明書」だけは少し特別な書類でした。

身分証明書は本籍地の市区町村で発行してもらう書類です。

通常、以下の3つのことを証明する書類となっています。

・ 禁治産・準禁治産の宣告を受けていない
・ 後見の登記の通知を受けていない
・ 破産宣告または破産手続開始決定の通知を受けていない

ただ、行政書士会に提出する身分証明書は

「破産宣告または破産手続開始決定の通知を受けていない」こと

だけを証明したものである必要があります。

役所側からしたらこれはイレギュラーな対応のようです。

申請にあたっては役所に直接、事前に確認したうえで申請をするのがよいと思います。

行政書士会から確認の連絡

行政書士会に書類が到着して2~3日くらいで行政書士会から連絡がきます。

書類に不備があった場合は修正の上再度郵送するか、軽微な場合は行政書士会に訪問する際に訂正したものを持参して提出するようです。

この確認の連絡の中で、行政書士会に訪問する日程を決めていきます。

行政書士会の事務所を訪問する

行政書士会に訪問する際には以下のものを持ってくることを求められます。

・ 登録免許税(30,000円分の印紙)
・ 登録料
・ 登録手数料

・ 本人確認書類
・ 申請書に押印した印鑑

この訪問の際に、概ねいつ頃に登録が完了するか教えてもらえます。

また、職印、看板の作成についても案内があります。

具体的には、全行団で作成できるという案内です。

事務所の現地調査を受ける

申請の手続きが完了すると次は行政書士会による事務所調査です。

行政書士になるために準備した事務所に調査が入るのです。

ただ、事務所の現地調査は実施されない都道府県もあります。
(実際に、東京都などでは現地調査は行われていないそうです。)

その場合は、申請時の必要書類に写真が入っていてそれで確認するようです。

調査に来ていただくのは自分が所属することになる支部の役員の方です。

事務所の現地調査について気を付けたほうが良い点は以下のとおりです。

・ 調査には何人でくるのかを確認すること
・ 人数分の椅子やお茶等の用意
・ 取扱業務などについて考えをまとめておく
・ 質問したいことについてまとめておく
・ 服装

事務所調査は調査して終わりというわけではありません。

取扱業務について聞かれたり、逆に質問に答えていただける可能性もあります。

時間を使って来ていただくので、しっかりとおもてなしできる準備はしておきたいですよね。

登録

事務所調査が完了したらあとは登録を待つのみです。

待つ期間は申請の混雑状況などにもよると思いますが概ね半月~一月半の間だそうです。

行政書士会から日本行政書士会連合会に情報がわたり最終的な審査等が行われます。

最後に

いかがでしたでしょうか?

登録申請の流れについてイメージできたでしょうか。

冒頭に掲載した以下の画像のながれに沿って説明してきました。

出典:日本行政書士会連合会HPより

登録まできたら行政書士開業の関門はクリアしたといえるでしょう。

開業の一歩手前まで来ています。

今回は以上となります。

この記事が行政書士を開業する方の参考になれば幸いです。

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