※本記事は、開業した行政書士が副業としてアルバイトをすることについて書いています。
会社員の副業として行政書士になる内容ではないのでご注意ください。
私は、行政書士を開業すると同時に宅建士としてアルバイトも始めることにしました。
平日は行政書士、週末は宅建士といった感じです。
私がこのような働き方を始める理由はいくつかあります。
・ オフィス代等のランニングコストをアルバイトで稼ぎたかった
・ 宅建士としての実務も身につけたかった
・ 行政書士として不動産業界(宅建業)について知りたかった
・ 将来、不(負)動産を受け継ぐ予定のため不動産の知識をつけたかった
行政書士事務所の運営にかかる費用は、以下のとおりです。
・ オフィス賃料 → 30,000円
・ 通信費 → 10,000円
・ 交通費 → 20,000円
・ 行政書士会費 → 10,000円
ランニングコストは、月額70,000円ほどを見込んでいます。
週末のアルバイトを「1,200円×8時間×8日」と考えるとアルバイト代で78,000円稼げます。
その他のコストを多少見込んでトントンになると考えています。
今回は開業行政書士の副業としてのアルバイトについて考えていきたいと思います。
勤務パターン(平日or土日)
開業行政書士がアルバイトをする場合の勤務パターンは2つあります。
土日にアルバイトをするか、平日にアルバイトをするかです。
土日にアルバイトをする場合の特徴は、以下のとおりです。
・ 平日にしっかりと行政書士業務に取り組むことができる
→ 役所のスケジュールに支障がでない
・ 通常通り事務所を運営して+αで収入を得ることができる
・ 休む時間の調整が難しい
・ 週2でも「土日」なら採用されやすい
平日にアルバイトをする場合の特徴は、以下のとおりです。
・ 行政書士業務を縮小する必要がある場合が多い
・ 通常の収入を削ってアルバイト代を稼ぐことになる
・ 休みはしっかりと取れる
・ 週2だと採用を見送られる場合がある
個人的には平日にアルバイトを入れるのはあまりおすすめできません。
上記のとおりメリットが小さいためです。
アルバイトで稼げる金額は精々数万円です。
平日の場合、+αを得るために失うものも大きいのでよく検討することが必要です。
私が副業としてアルバイトをするのに向いている理由
私がこの働き方ができる理由は単純に一つです。
・ 独身で暇人だから
行政書士を開業する人で同じ条件の人にはアルバイトがおすすめできます。
逆に、家族、特に子供がいる方などにはあまりおすすめできません。
子供の世界のほとんどは親との関係でできていますからね。
健全な発育にもつながるのでちゃんと子供との時間は大切にしてあげましょう。
行政書士におすすめのアルバイト3選
行政書士業務と関連のある業界でのアルバイト
行政書士業務と関連のある業界でのアルバイトは、以下のようなメリットがあります。
・ 業界を内側から知ることができる
・ 行政書士業務に直結する仕事ができる可能性がある
・ 営業の際、身内(業界)ネタで盛り上がれる
行政書士業務だけをやっていると業界を内側から見る機会は少ないと思います。
それが、アルバイトをしていることで直接見ることができるのです。
その他にも収入を得る以上の大きいメリットがあるのでおすすめできます。
役所でのアルバイト
申請する側からは見えにくい申請される側でアルバイトをするのもいいでしょう。
そんな求人あるのかと思って検索をしてみましたが意外にありました。
役所の直接募集というより業務委託で入っている業者が募集している場合が多いですね。
例えば、「入管 アルバイト」で検索をすると旅券の窓口業務などで募集がありました。
ただし、役所でのアルバイトは平日限定なのでそこは要注意です。
行政書士(業務委託)
開業当初に直面する問題で「実務がわからない」というものがあります。
他の行政書士の下請けになることで学びながら仕事ができる可能性があります。
件数は多くなくても「全国可・在宅可」という求人もあるようです。
コロナ禍のDX化による恩恵かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回お伝えしたことをまとめていきたいと思います。
おすすめの勤務パターンは、「土日にアルバイト」でした。
・ 平日にしっかりと行政書士業務に取り組むことができる
→ 役所のスケジュールに支障がでない
・ 通常通り事務所を運営して+αで収入を得ることができる
・ 休む時間の調整が難しい
・ 週2でも「土日」なら採用されやすい
副業にアルバイトをするのがおすすめな人は、以下のような人でした。
・ 独身で暇な人(=管理人)
暇があるなら土日も仕事にコミットしていきましょう。
おすすめのアルバイトは、以下の3つでした。
・ 行政書士業務と関連のある業界でのアルバイト
・ 役所でのアルバイト
・ 行政書士(業務委託)
今回の記事は以上です。
この記事が行政書士として開業される方の参考になれば幸いです。