資格試験の勉強って独学か予備校どっちがいいのかな?
受ける資格試験にもよるでしょ。
そういうと思った。
どっちがいいか悩むくらいの資格を想定してるんだけど…
どの資格試験にも共通した選び方があるといえばあるよ。
それを知りたかった。
あくまで考慮する要素の一つとして聞いてね。
科学的な観点から自分にあった
勉強方法の選び方をお話しします。
「本田40式認知特性テスト」
を活用した選び方です。
今回紹介する方法の他にも
どちらにするかの基準はあると思います。
例えば
・ 資格試験の難易度
・ 過去の勉強が通用するか否か
・ 使えるお金があるか否か
などです。
今回は、あくまで自分にあった
勉強法が何かを知る
きっかけにしてもらえればと思います。
その上で総合的に判断して
選択してください。
認知特性に合わせて独学か予備校/講座かを選ぶ方法
認知特性とは自分が得意とする
情報のインプット方法です。
最初に自分を知ることから
始めていきましょう。
ここから先に進む前に以下の記事で
自分の認知特性について
確認してください。
自分の認知特性を知ると
以下のようなことを
決めるときに役に立ちます。
・ 独学か予備校/講座を受講するか
・ どのテキストを使うか
・ どの講座を受講するか
自分に合った勉強方法の検討には
以下のような2つの注意点があります。
・ 1番高いスコアの特性だけで判断しないこと
・ 全体的に能力が高い人であれば自分の中ではスコアの低い特性であっても通用する可能性があるということ
全部のスコアのバランスを見て検討するといいよ。
あくまで自分の得意な勉強方法を探る手段なんだね。
認知特性からみる講座と独学の違いについて
認知特性の観点からみる
独学と講座の違いは次のとおりです。
【講座】すべての認知特性におすすめできる
【独学】独学では勉強しにくい認知特性がある
あたりまえですがすべての特性で
講座の方が有利であることは
間違いありません。
今回は独学との相性に
着目して考えていきます。
独学で大丈夫か?予備校/講座を選ぶべきか?
おすすめ度合いは以下の表のようになるよ。
認知特性の種類 | 独学との相性 (3段階) | 予備校/講座のおすすめ度 (5段階) |
視覚優位者 カメラタイプ | ☆☆ | ☆☆☆☆ |
視覚優位者 3Dタイプ | ☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
言語優位者 ファンタジータイプ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
言語優位者 辞書タイプ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
聴覚優位者 ラジオ/サウンドタイプ | ☆ | ☆☆☆☆☆ |
聴覚優位だと確かに講座の方がいいかもしれないね。
この表について詳しく説明していこうか。
視覚優位者 カメラタイプ
独学が得意とまではいえないタイプです。
したがって、予備校/講座を受講する方が
効率的でしょう。
予備校/講座を受講した方がいいといえる理由
このタイプは、目で見たものを
2次元の画像のように記憶することが得意です。
ただ、文字を追いかけることは
得意としていません。
一方で、資格試験は文字の世界で
専門用語や独特な考え方が多いです。
独学で市販のテキストを使う場合
どうしても文字情報が多くなってしまいます。
一方で、絵や図を多用している
テキストもあります。
次のような点に注意すれば
独学でも問題ないでしょう。
・ フルカラーのテキストを選ぶ
・ 絵や図が多いテキストを選ぶ
講座の有利な点は次のとおりです。
・ わかりやすくまとめた絵、図、表の情報が多い
・ 耳で学習できるのでインプットの手段が増える
視覚優位者 3Dタイプ
予備校/講座での勉強を一番得意としています。
その点で、予備校/講座を選ぶことが
おすすめといえます。
予備校/講座を受講した方がいいといえる理由
講義や映像・動画など動きのある情報での
インプットを最も得意としています。
講義を受講する勉強方法に
最も適性があり最高級の情報を
得意な形で処理できるのです。
逆に言うとこれは工夫しても
独学では難しい領域です。
独学の場合でもカメラタイプの場合と
同様に工夫をすれば問題はないでしょう。
言語優位者 ファンタジータイプ
独学でも十分対応できるといえます。
予備校/講座を受講することで
認知特性を最大限活かすことができる
ともいえます。
独学でも十分対応できる理由
このタイプは、文字とイメージの
両方で情報を処理することができます。
文字とイメージを頭で変換できるタイプ
なので文字の多い独学でも対応できます。
予備校/講座のおすすめ度が高い理由
次のとおり講座の方が有利な点があるからです。
・ スライドや生の解説によりイメージで情報を得ることもできる
・ 耳で学習できるのでインプットの手段が増える
講座を受講することで
文字⇔イメージの双方向で
勉強ができるようになります。
独学での勉強以上に理解と記憶の定着を
図ることができるようになります。
予備校/講座を利用することで
認知特性を最大限に活かせるという
効果があります。
言語優位者 辞書タイプ
独学での勉強が一番得意といえます。
講座を受講するメリットも他の認知特性より
大きくないと考えられます。
独学でも十分対応できる理由
このタイプは文字や文章から
情報を得ることを最も得意とします。
独学の場合、文字情報の多いテキストを
主に使用して勉強を進めることになります。
独学で市販のテキストを使う場合でも
一般的なテキストであれば
必要十分な情報を得られます。
独学で合格を目指すのに
最も適した認知特性と言えるでしょう。
講座の方が有利な点は以下のとおりです。
・ 耳で学習できるなどインプットの手段が増える
聴覚優位者 ラジオ・サウンドタイプ
予備校/講座を受講した方がよいといえます。
独学の場合は
それなりの工夫が必要だといえます。
予備校/講座を受講した方がいいといえる理由
このタイプは、耳からの情報処理が得意です。
最も必要とする教材は、リスニング教材です。
講義がある予備校/講座であれば
リスニング教材は用意されています。
予備校/講座の受講スタイルに適性があり
最高級の情報を得意な形で
処理できるということです。
独学で勉強する場合の注意点
独学で勉強する場合は
「自分の声」を活用するといいでしょう。
テキストを読むときは音読する。
自分の声を録音して
リスニング教材を作成する。
こういった工夫が必要ですが
講座に比べてデメリットは2点あります。
・ 自作のリスニング教材は質が担保されていない
・ リスニング教材の作成にはそれなりに時間がかかる
こういったデメリットに対応していく
必要があるので注意が必要です。
独学+αにおすすめの予備校/講座
あんまりお金がないけど受講できる講座ってないかな?
独学で勉強するけど+αで講義も受講できるみたいな…
それなら「オンスク」がおすすめだよ。
月額1,078円(税込)から60以上の講義が受講し放題なんだ。
月額定額性なのかな?
そうだね。特徴は以下のとおりだよ。
・ 月額定額制のWEB学習サービス
・ 60以上の講座が受講し放題
・ 講義動画、問題演習、テキストなど教材が一通りそろっている
・ 音声ダウンロード機能で講義をダウンロードできる
教材や機能はしっかりとそろっているんだね。
月額プランは、次の2種類があるよ。
・ ウケホーダイ-ライト(月額1,078円/税込)
・ ウケホーダイ-スタンダード(月額1,628円/税込)
怪しいところが運営しているとかじゃないよね…?
TACのグループ会社が運営しているから安心していいよ。
注意点とかある?
オンスクの利用で注意すべき点は次のとおりだよ。
・ オンスク一本での勉強では難しい資格も多い
オンスクの講義はボリュームが
絞られているものも多いです。
また、問題演習の量が
少ない資格もあります。
だから「独学+α」としてのおすすめなんだね。
通信講座一本と決めている人には向かないんだ。
今の僕にはちょうどいいね!
最後に
独学か予備校/講座かを決める参考になる情報をありがとう!
あくまで考慮する基準の一つではあるけどね。
自分の特性に合わせた勉強が大事ってわかったよ。
苦手な勉強法を選ぶのだけは避けなきゃいけないからね。
資格試験を受けるときは、他の要素も総合的に考えてどうするか決めていくよ。
そうだね。頑張ってね!