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私は行政書士試験に一度不合格になり、2回目の受験で合格しました。
1回目の受験では、試験直前に交通事故に遭い、思うように勉強できなかった時期もありました。
ただ、不合格になった原因を交通事故だけに求めるつもりはありません。
そもそも1年目は勉強の進め方に問題があり、試験範囲を十分に仕上げられていませんでした。
そのため、本試験も「合格を狙いにいく」というより、記念受験に近い感覚でした。
当然、不合格。
しかし、それほど悔しさはありませんでした。
自分の中でも、
「勉強が間に合わなかっただけだ。スケジュール管理を改善すれば受かる」
という感覚があったからです。
そこで2年目は、1年目の勉強方法を見直しました。
結果として、2回目の本試験では「さすがに今年は受かるだろう」と思えるところまで仕上げることができ、合格することができました。
この記事では、私が1回目の行政書士試験に落ちた原因と、2年目にどのように勉強方法を変えたのかを紹介します。
これから行政書士試験を受験する人、勉強が予定どおり進んでいない人の参考になれば幸いです。
結論|1周目を丁寧にやりすぎた
1回目の受験を振り返って、一番大きな問題は何だったのか。
今なら、
「1周目を丁寧にやりすぎたこと」
だったと思います。
もちろん、行政書士試験の内容を理解することは大切です。
しかし私は、
「一度勉強したところは、きちんと理解してから次へ進みたい」
「できるだけ覚えてから次へ進みたい」
という意識が強すぎました。
その結果、1周目にものすごく時間がかかりました。
さらに自作教材まで作っていたため、インプットに使う時間はどんどん増えていきます。
そして全範囲を進めるのが遅くなり、問題演習に使える時間が減りました。
つまり、私が1回目に失敗した原因は、大きく3つに整理できます。
- スケジュール管理がうまくできなかった
- 自作教材の作成に時間を使いすぎた
- インプットに偏り、問題演習の量と回数が不足した
ただし、この3つはそれぞれ独立した失敗ではありません。
「1周目から丁寧にやりすぎた」ことから、すべてがつながっていました。
原因① スケジュール管理に失敗した
1年目の大きな失敗は、スケジュール管理です。
行政書士試験は試験日が決まっています。
どれだけ丁寧に勉強していても、本試験までに必要な範囲を終えられなければ意味がありません。
しかし1年目の私は、一つひとつの内容に時間をかけすぎました。
理解してから進む。
覚えてから進む。
分からないところがあれば立ち止まる。
そうしているうちに、どんどん予定が後ろにずれていきました。
行政書士試験は、民法、行政法、憲法、商法・会社法など、勉強しなければならない範囲が広い試験です。
一つの論点に時間を使いすぎれば、その分だけ他の範囲にしわ寄せがきます。
1周目から完成度を求めすぎる勉強方法では、私の場合、本試験までに十分な勉強量を確保できませんでした。
交通事故も重なり、完全に間に合わなくなった
さらに1年目は、試験直前に交通事故に遭いました。
その影響で、重要な直前期に思うように勉強できませんでした。
ただし、これを
「交通事故に遭ったから不合格になった」
という話にはしたくありません。
事故がなかったとしても、すでに勉強の進行には問題がありました。
事故は最後の追い込みができなかった大きな要因ではありますが、そもそも余裕を持って試験範囲を回せていなかったことも問題です。
結果として1年目は、十分に仕上がっていないことを自覚した状態で本試験を迎えました。
そのため、不合格になっても大きなショックはありませんでした。
むしろ、
「勉強が追いつかなかっただけ。来年は進め方を変えればいい」
と考えていました。
原因② 自作教材に時間を使いすぎた
1年目の失敗として、今でも強く覚えているのが自作教材です。
私は自分で勉強用の教材を作っていました。
そして、これにかなりの時間を使いました。
自分でまとめれば理解も深まります。
自分にとって分かりやすい教材も作れます。
実際、1年目に作った教材は2年目にはすでに完成していたため、フル活用しました。
完成済みの教材を使えたこともあり、2年目の勉強スピードは格段に上がりました。
では、自作教材を作ってよかったのか。
今、行政書士試験の勉強を最初からやり直すなら、私は絶対に作りません。
私にとっては、
「作ってはいけないものNo.1」
です。
自作教材は「勉強した気」になりやすい
教材を作る作業には達成感があります。
文章を整理する。
重要なところをまとめる。
レイアウトを整える。
完成すると、
「今日はかなり勉強したな」
という気持ちにもなります。
しかし、行政書士試験の目的は教材を完成させることではありません。
本試験で合格点を取ることです。
教材を作るために何時間も使うのであれば、その時間で市販教材を読み進めたり、過去問を解いたりした方がよかった。
少なくとも、今の私はそう考えています。
2年目に自作教材を活用できたのは事実です。
しかし、それはすでに作ってしまった教材が手元にあったから使ったという話です。
最初からもう一度受験勉強を始めるなら、市販教材を使って、とにかく先へ進みます。
原因③ インプットに時間を使いすぎて問題演習が不足した
1周目を丁寧に進め、自作教材まで作っていた結果、当然ながらインプットに膨大な時間を使いました。
そのしわ寄せを受けたのが、問題演習です。
1年目は、問題を解く量も回数も不足していました。
行政書士試験の勉強をしていると、
「もう少し理解してから問題を解こう」
「まだ知識が足りないから、もう少しテキストを読もう」
と考えたくなることがあります。
私自身がそうでした。
しかし、実際に問題を解かなければ、
「分かったつもりになっているところ」
「覚えたつもりなのに答えられないところ」
「何度も間違えるところ」
が見えてきません。
インプットだけでは、自分の弱点を十分に把握できませんでした。
そして、問題演習を後回しにしているうちに、本試験が近づいてしまいました。
3つの失敗はすべてつながっていた
ここまで、
- スケジュール管理
- 自作教材
- 問題演習不足
という3つの原因を挙げました。
しかし、振り返ってみると、根本は同じです。
1周目で理解と記憶を完成させようとしていたこと。
これがすべての始まりでした。
1周目を丁寧にやりすぎる。
↓
自作教材にも時間を使う。
↓
インプットに時間がかかる。
↓
全範囲を進めるスピードが遅くなる。
↓
問題演習に使える時間が減る。
↓
問題を解く量・回数が不足する。
↓
本試験までに仕上がらない。
私の1年目は、ほぼこの流れだったと思います。
当時は一つひとつをきちんと勉強しているつもりでした。
しかし、試験勉強全体で見れば、時間の使い方がよくありませんでした。
2年目は「前に進むスピード」が格段に上がった
2年目は、1年目と比べて勉強のスピードが格段に上がりました。
1年目に作った教材がすでに完成していたこともあり、インプットにかける時間を短縮できました。
そして、1年目のようにインプットばかりに時間を使うのではなく、問題演習にも時間を回しました。
中心にしたのは過去問です。
過去問を何周か繰り返しました。
一度解いて終わりではありません。
何度も触れることで、
「これは分かる」
「ここは毎回間違える」
という違いが見えてきます。
そして試験が近づいてからは、すべての問題を同じように解くのではなく、自分が間違えやすい問題を中心に解くようにしました。
できる問題を何度も解くより、間違える可能性が高いところに時間を使う。
1年目よりも、時間の使い方に優先順位をつけられるようになっていました。
「一度で覚える」より「何度も触れる」
1回目と2回目の受験を経験して、勉強に対する考え方も変わりました。
1回ですべてを理解する。
1回ですべて覚える。
それができれば理想的かもしれません。
しかし、少なくとも私には無理でした。
そして、そこを目指す必要もなかったと思います。
一度読んで分からなければ、次に進む。
2周目でもう一度見る。
問題を解いてまた触れる。
間違えたら戻る。
そして、また問題を解く。
何度も同じ知識に触れる。
その方が結果的に記憶にも残りました。
最初から完璧にしようとして一つの範囲に留まり続けるより、多少理解が甘くても一度先へ進み、何度も戻ってくる。
私にはこちらの勉強方法の方が合っていました。
2回目の本試験では「さすがに受かる」と思っていた
1年目は、勉強が間に合っていないことを自分でも分かっていました。
そのため、本試験も記念受験に近い感覚でした。
一方、2年目は違います。
勉強の進め方を変え、過去問を何周かし、最後は間違えやすい問題を重点的に解きました。
1年目とは、試験前の仕上がりがまったく違いました。
そのため、2回目の本試験を迎えた時点では、
「さすがに今年は受かるだろう」
という自信がありました。
そして、2回目の受験で行政書士試験に合格しました。
私の場合、1年目と2年目の違いは「頭がよくなったこと」ではありません。
限られた時間の中で、どう勉強を進めるかを変えたこと。
その違いが大きかったと思います。
今、1年目の自分に言うなら「とにかく前に進め」
もし今、1年目の自分に行政書士試験の勉強についてアドバイスできるとしたら、こう言います。
まずは先に進めることを優先しよう。
1回ですべてを理解して覚えようとする段取りは悪手です。
一度で覚えられなくても構いません。
また次に触れればいい。
その次にも触れればいい。
何回も触れることこそ記憶の王道です。
そして、自作教材を作って満足している場合でもありません。
教材を作ることではなく、試験に合格することが目的です。
一つの範囲を完璧にしてから次へ進もうとすると、いつまでたっても全体が終わりません。
行政書士試験は範囲の広い試験です。
だからこそ、
とにかく前に進む。
一周する。
また戻ってくる。
問題を解く。
間違える。
また確認する。
これを繰り返せばいい。
まとめ|完璧な1周より、何度も回す
私が1回目の行政書士試験に落ちた原因を振り返ると、
- スケジュール管理に問題があった
- 自作教材に時間を使いすぎた
- インプットに偏り、問題演習の量と回数が不足した
という3つが挙げられます。
しかし、その根本にあったのは、
「1周目から丁寧にやりすぎたこと」
でした。
1年目は直前期に交通事故もあり、最終的に勉強が間に合わないまま本試験を迎えました。
2年目は勉強のスピードを上げ、過去問を何周か繰り返し、最後は間違えやすい問題に絞って勉強しました。
その結果、本試験前には「さすがに受かる」と思えるところまで仕上げることができ、合格しました。
行政書士試験の勉強を始めたばかりのころは、分からないことがあると不安になります。
覚えていない状態で次へ進むことにも抵抗があるかもしれません。
しかし、一度ですべてを理解し、すべてを覚える必要はありません。
完璧な1周を作ることより、何度も同じ知識に触れること。
少なくとも、私がもう一度行政書士試験を受けるのであれば、こちらを優先します。
まずは先へ進む。
そして何度も戻ってくる。
1回目の不合格と2回目の合格を経験した今、これが私が最も伝えたいことです。
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