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行政書士試験は難しい?合格率や勉強時間からみる難易度

行政書士

行政書士試験って難しすぎたりしないのかな?

行政書士試験の合格率って確か結構低かったような…

行政書士の勉強時間ってどれくらいなんだろう?

行政書士試験を受験するか悩んでいる方々は、こんな不安をお持ちではないでしょうか?

今回はそんな疑問に対して、ストレートに回答していきたいと思います!

今回お伝えしたいことは、次のとおりです。

・ 行政書士試験は、合格率ほど難しい試験ではない
・ 行政書士試験の勉強時間は、800時間~1,000時間
・ 行政書士試験は難関資格の登竜門

・ 難関資格の中でも「正しい努力をすれば合格できる試験」

ここからは、他資格と比較したりしながら詳しく説明していきたいと思います。

合格率だけで行政書士試験の難易度は測定できない

2023年実施の行政書士試験の合格率は、「13.98%」でした。

行政書士試験の難易度が、合格率では測定できないってどういうこと?

合格率をみるとすごく難しい試験のように見えるんだけど…

次の2つの点で合格率だけでは、難易度を測定できないんだ。

・ 資格試験によって、受験する人の層が違う
・ 記念受験や次年度の試験に向けて経験を積むためだけに受験している人がいる

資格試験によって、受験する人の層が違う

司法試験や医師国家試験を受験する人とは、受験する人のレベルが違うって意味かな?

そうだね。
だから、他資格と比較したときに合格率で難易度を測定することは難しいんだ。

医師国家試験の合格率が9割を超えることからも、合格率で資格試験の難易度を測定することは難しいのです。

記念受験や経験を積むためだけに受験している人がいる

勉強ができていない人を抜いたら合格率がもっとあがるってこと?

そうともいえるね。

勉強をしっかり終えている人の中での合格率は、実際の数字以上になるのです。

それなら、合格率は何の意味もないってことになるのかな?

そんなことないよ!
合格率にはしっかりと次のような意味があるよ。

・ (直近の)他の年度に行われた資格試験と難易度が比較できる

同じ資格試験の合格率を比較することで、年度毎の難易度の差を測ることは可能になります。

例えば、社会保険労務士試験の合格率を例に見てみましょう。

・ 2014年度 合格率9.3%
・ 2015年度 合格率2.6%

これだと明らかに2015年度の試験が難しかったことがわかりますよね。

過去問を解く際に、合格率を参考にしながら解いていくと、自分の現在地がよくわかります。

行政書士試験合格に必要な勉強時間からみる難易度

これについては、一覧で他の難関資格と比較してみるとよくわかります。

今回、難関資格の勉強時間について、インターネットでざっくり調べてみました。

ただし、あくまでインターネット上で一般的に言われている情報です。

また、紹介しているサイトによっても数字が違いました。

比較のためのアバウトなイメージくらいに捉えていただけると良いかと思います。

司法試験9,000時間司法書士3,000時間
公認会計士3,500時間中小企業診断士1,000時間
税理士3,000時間社労士800~1,000時間
弁理士3,000時間行政書士800~1,000時間

表を見てわかるとおり、難関資格と言われる中では、勉強時間が最も少ない部類の試験です。

行政書士試験は難関資格の登竜門の位置づけ

行政書士試験の難易度をイメージするためのポイントは、以下のとおりです。

・ 難関資格と言われる中でも、超難関資格ではない。
・ 正しい努力をすれば合格に手が届きやすい資格である。

ここで一番お伝えしたいのは、行政書士試験は「正しい努力をすれば合格できる試験」ということです。

他の難関資格試験と比較してみてみましょう。

行政書士試験の試験内容(科目)は、基本的な法律に絞られている

司法書士の試験内容(科目)と比較してみるとよくわかるよ。

司法書士試験は、文系国家資格の中でも超難関の一つと言える資格です。

その難易度の差を生む理由の一つである、試験内容(科目)の差についてみてみましょう。

司法書士憲法・民法・商法・刑法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・司法書士法・供託法・不動産登記法・商業登記法
行政書士法令等基礎法学・憲法・民法・商法・会社法・行政法
一般知識等一般知識・行政書士法等・情報通信/個人情報保護・文章理解

司法書士試験は、試験内容(科目)の法令数がとても多いんだね。

細かい法律まで問われるため、身につけなければならない知識の量が圧倒的に違うのです。

圧倒的な知識量が必要なので、司法書士試験には相性やセンスが影響するのです。

それに比べ、行政書士試験は、試験内容(科目)も基本的な法律に絞られています。

比較的、相性やセンスを求められない試験といえます。

試験内容(出題形式)が点の取りやすい形式になっている

司法試験の試験内容(出題形式)と比較するとよくわかるよ。

司法試験は文系国家資格の中でも最難関の資格です。

その難易度の差を生む理由の一つである、試験内容(出題形式)の違いをみてみましょう。

【行政書士試験】
・ 選択式(選択式の問題が大半)
・ 40文字程度の記述式
【司法試験】
・ 短答式(選択式)
・ 論文式

行政書士試験の記述式は、選択式問題の知識があれば対応可能なレベルです。

一方、司法試験の論文式試験は、選択式と違い答えが用意されていません。

また、法律を用いた論文を書き上げるテクニックも必要です。

これは法律を知っているだけでなく、相当深い理解も必要と言えます。

司法試験は、相性やセンスがとっても重要になってくる試験なんだね。

それに比べ、行政書士試験は、ほぼ選択式の問題のみで構成されています。

比較的、相性やセンスを求められない試験といえます。

まとめ

行政書士試験の難易度が具体的にわかったよ。

行政書士試験は、「正しい努力をすれば合格できる試験」だったよね。

最後に、今回お伝えしたことをまとめてみましょう。

・ 行政書士試験は、合格率ほど難しい試験ではない
・ 行政書士試験の勉強時間は、800時間~1,000時間
・ 行政書士試験は、難関資格の登竜門

・ 難関資格の中でも「正しい努力をすれば合格できる試験」

難易度で行政書士試験を受験するか悩んでいる方の背中を押すことができたなら幸いです。

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