※本ブログはフリューゲル行政書士事務所が運営しております。
「税務3級ってどんな試験?」
「税金の試験なら難しい?」
「独学でも合格できる?」
「テキストや過去問は何を使えばいい?」
税金について勉強できる資格・検定はいくつかあります。
その中でも、金融機関の実務で必要になる基本的な税務知識を学べるのが、
銀行業務検定試験の税務3級
です。
私は実際に、
税務3級を受験して合格しました。
勉強には、
公式テキスト+公式の問題解説集
を使用しています。
そして勉強方法は、
インプット3:アウトプット7
くらい。
テキストを読む。
↓
問題を解く。
↓
解説を読む。
↓
わからないところはテキストへ戻る。
という問題演習中心の方法です。
税金というと、
所得税。
相続税。
贈与税。
法人税。
消費税。
など、かなり難しそうに見えます。
でも税務3級は、
税理士試験のような税務専門家になるための試験ではありません。
金融機関の中堅職員などを対象に、所得税や相続税・贈与税を中心とした基本的な税務知識を確認する試験です。
この記事では、
- 税務3級とは何か
- 2026年度の試験内容
- 所得税・相続税・法人税の出題割合
- 公開試験とCBT試験
- 難易度
- 勉強時間の目安
- おすすめテキスト・過去問
- 私が実際に行った勉強方法
- CBT試験は難しいのか
- FPや簿記との違い
- 税務3級を取る意味
について、合格経験をもとに解説します。
※この記事は2026年8月時点の情報を確認して作成しています。
税務3級とは?
税務3級は、
銀行業務検定試験の一つ
です。
公式には、
中堅行職員等を対象として、得意先・渉外係などに必要とされる所得税、相続税・贈与税を中心とした基本的な税務知識を測る試験
とされています。
つまり、
税金を学ぶ試験ではありますが、
金融機関で顧客へ対応する際に必要になる税務知識
という性格が強い試験です。
- 税務3級は国家資格?
- 1.所得税
- 2.相続税・贈与税
- 3.法人税
- 4.その他の税金
- 合格には30問正解すればいい?
- 公開試験とCBTならどっちがおすすめ?
- CBTでも過去問は重要
- 税務3級が難しく感じやすい理由1|数字が多い
- 難しく感じやすい理由2|所得の種類が多い
- 難しく感じやすい理由3|税制は改正される
- 「30時間勉強したから合格」ではない
- なぜ公式テキストがおすすめ?
- STEP1|テキストを少し読んだら問題を解く
- STEP2|1周目は完璧を目指さない
- STEP3|過去問は最低3回分
- STEP4|2周目以降は頻出テーマを優先する
- STEP5|解説をしっかり理解する
- STEP6|わからないところはテキストへ戻る
- メリット1|所得税・相続税を体系的に学べる
- メリット2|金融機関での仕事とつながりやすい
- メリット3|FP・相続系資格との相性がいい
- メリット4|自分の生活にも関係する
- 税務3級は難しい?
- 国家資格?
- 税理士資格?
- 問題数は?
- 試験時間は?
- 合格点は?
- 何が一番出る?
- 受験料は?
- 公開試験はいつ?
- CBTでも受けられる?
- CBTの方が難しい?
- 勉強時間は?
- おすすめテキストは?
- おすすめ過去問は?
- 過去問だけで合格できる?
税務3級は国家資格?
いいえ。
銀行業務検定試験です。
税理士資格ではありません。
当然ですが、税務3級へ合格しただけで、
- 他人の税務申告を代理する
- 他人の税務申告書を作成する
- 個別具体的な税務相談を業として行う
といった税理士業務ができるようになるわけではありません。
国税庁も、税務代理・税務書類の作成・税務相談を業として行うことは税理士業務であり、税理士等でない者が行うことには制限があると案内しています。
税務3級は、
税金についての知識を学ぶための検定
と考えましょう。
税務3級では何を勉強する?
2026年度の税務3級は、
大きく4分野から出題されます。
1.所得税
20問
です。
全50問のうち20問なので、
試験の40%
を占めます。
かなり重要です。
2026年度版の公式テキストでは、
- 利子所得
- 配当所得
- 不動産所得
- 事業所得
- 給与所得
- 退職所得
- 譲渡所得
- 一時所得
- 雑所得
- 損益通算
- 所得控除
- 配当控除
- 住宅ローン控除
- 青色申告
- 申告・納付
- NISA
などが扱われています。
2.相続税・贈与税
18問
です。
こちらも全体の36%。
所得税と合わせると、
50問中38問
になります。
つまり税務3級は、
所得税+相続税・贈与税が圧倒的に重要
です。
相続税・贈与税では、
- 相続人
- 相続分
- 遺言
- 相続財産
- 非課税財産
- 財産評価
- 小規模宅地等の特例
- 相続税額
- 贈与税
- 相続時精算課税
- 各種贈与税非課税制度
などを勉強します。
相続について特に深く学びたい人は、相続アドバイザー3級は難しい?勉強時間・過去問・独学方法を合格者が解説も参考にしてください。
3.法人税
7問
です。
所得税・相続税と比べると少ないですが、
- 課税所得
- 益金
- 損金
- 減価償却
- 役員給与
- 寄附金
- 交際費
- 欠損金
- 申告・納付
などが扱われます。
個人向け税制だけでなく、
企業に関する税金も少し勉強する
ということです。
4.その他の税金
5問
です。
公式テキストでは、
- 消費税
- 印紙税
- 住民税
- 事業税
- 地方消費税
- 不動産取得税
- 固定資産税
などが扱われています。
税務3級の試験形式
2026年度の税務3級は、
五答択一式50問
です。
1問2点。
100点満点。
合格基準は、
60点以上
です。
試験時間は、
120分
です。
単純に計算すると、
1問あたり約2分24秒。
計算問題もあるため、公開試験では条件を満たした電卓を1台持ち込めます。
合格には30問正解すればいい?
1問2点で100点満点、60点が基準なので、
単純計算なら30問分です。
ただし公開試験の合格基準は、
「試験委員会にて最終決定」
とされています。
そのため、
「30問取れば絶対に大丈夫」
というより、
過去問では60点ギリギリではなく、余裕を持って合格水準を超える
ことを目指した方がいいでしょう。
2026年度から公開試験は7月・12月の年2回
ここは古い記事から大きく変わった部分です。
2026年度から税務3級の公開試験は、
7月・12月の年2回
になりました。
2026年8月現在、7月5日の試験は終了しています。
次回は、
2026年12月6日(日)10:00~12:00
です。
申込期間は、
2026年10月5日~10月19日
の予定です。
税務3級はCBTでも受験できる
税務3級は、
CBT方式
にも対応しています。
2026年度の実施期間は、
2026年6月1日~2027年3月31日
です。
試験時間120分。
五答択一式50問。
60点以上が合格基準。
受験料は、
5,500円
です。
さらにCBTでは、
事務手数料330円
が別途かかります。
公開試験とCBTならどっちがおすすめ?
私は、
自分が受験しやすい方でいい
と思います。
公開試験
決められた日程で受験。
紙の問題・マークシートで解く。
CBT
会場・日時を選んでパソコンで受験。
という違いがあります。
仕事をしながら受験するなら、
日程を調整しやすいCBTは便利です。
一方、
試験日が決まっていた方が勉強しやすい人なら、
公開試験へ申し込んでしまうのもいいでしょう。
CBT税務3級は難しい?
私は実際に税務3級を受験した経験があります。
元の記事では、
「CBTは何度でも受けやすいので、同じ傾向の問題ばかりだと簡単になってしまう。そのため問題を変えているのではないか」
という推測を書いていました。
これは今回削除します。
そのような試験制度上の根拠は確認できないからです。
ただし、
私がCBTを受けたとき、公開試験の過去問ではあまり見なかった問題も出て、少し難しく感じた
という経験自体は残します。
あくまで私が受験したときの感想です。
「CBTの方が必ず難しい」
とは言えません。
CBTでも過去問は重要
公開試験の過去問とまったく同じ問題が出るとは限りません。
それでも、
所得税。
相続税。
贈与税。
法人税。
などの基礎を理解するために過去問はかなり役立ちます。
重要なのは、
答えの番号だけを暗記しないこと
です。
なぜそうなるのか。
計算はどうするのか。
他の選択肢はなぜ違うのか。
まで確認します。
税務3級の難易度は?
元の記事では、
「合格率35%前後」
としていました。
今回、この数字を2026年現在の合格率としてそのまま掲載することはやめます。
試験回によって変わる数字を、
根拠となる年度・回次を示さず、
「現在も35%です」
とする必要はないからです。
私自身が実際に合格した感覚では、
公式問題集を繰り返し、出題パターンへ慣れれば、独学でも十分に合格を狙える試験
だと思います。
ただし、
「3級だから簡単」
という意味でもありません。
特に税金を初めて勉強する人は、
知らない言葉が大量に出てきます。
税務3級が難しく感じやすい理由1|数字が多い
税金では、
金額。
割合。
控除額。
税率。
期間。
など、数字を覚える場面があります。
法律資格と違い、
制度を理解するだけでなく、実際に計算する問題
もあります。
数字が苦手な人は最初少し大変かもしれません。
難しく感じやすい理由2|所得の種類が多い
所得税だけでも、
給与所得。
事業所得。
不動産所得。
配当所得。
利子所得。
退職所得。
譲渡所得。
一時所得。
雑所得。
などがあります。
最初は、
「これは何所得?」
「これは損益通算できる?」
と混乱しやすいです。
難しく感じやすい理由3|税制は改正される
税制は改正があります。
そのため、
古い問題集の数字だけ丸暗記する。
古いテキストだけで受ける。
という勉強はおすすめしません。
2026年度に受験するなら、
2026年度対応教材
を使う方が楽です。
税務3級の勉強時間は?
元の記事では、
30時間前後
としていました。
ただし、
これは試験実施団体が示している標準学習時間ではありません。
必要時間は、
- 金融機関での勤務経験
- FPの勉強経験
- 簿記の勉強経験
- 相続の知識
- 税金についての実務経験
- 資格試験への慣れ
によって変わります。
現在の私なら、
30~50時間程度から学習計画を作り、実際の過去問の点数を見て増減する
方法をおすすめします。
これは公式の必要勉強時間ではなく、
学習計画上の目安
です。
「30時間勉強したから合格」ではない
たとえば、
30時間勉強。
↓
過去問50点。
なら、
まだ勉強した方がいいでしょう。
逆に、
複数回分を解いて、
安定して70点。
80点。
取れるようになっているなら、受験を検討できます。
重要なのは、
勉強時間そのものより問題が解けるか
です。
税務3級のおすすめテキスト
2026年度現在、
『公式テキスト 税務3級 2026年度受験用』
が刊行されています。
価格は、
2,750円(税込)
です。
2026年7月に刊行された現行版です。
私は受験時にも、
公式テキスト
を使用しました。
これから受ける人にも、まず公式教材をおすすめします。
なぜ公式テキストがおすすめ?
税務3級では、
所得税。
相続税・贈与税。
法人税。
その他の税金。
と出題範囲がかなり明確です。
そして公式テキストは、
試験の出題範囲に合わせて作られています。
試験へ合格するのが目的なら、
いきなり税理士向けの専門書を読む必要はありません。
まず、
試験用のテキストで必要な範囲を押さえる
方が効率的だと思います。
過去問は公式問題解説集がおすすめ
問題演習には、
『税務3級 問題解説集 2026年度受験用』
があります。
価格は、
2,970円(税込)
です。
2026年度版には、
- 2026年3月
- 2025年10月
- 2025年3月
- 2024年10月
- 2024年3月
の問題・解答ポイント・正解が収録されています。
私は、
公式テキスト+公式問題解説集
で合格しました。
だから、
「何を買えばいい?」
と聞かれたら、
まずこの2冊です。
「直前整理70」は必要?
2026年度には、
『銀行業務検定試験 税務3級 直前整理70』
も刊行されています。
価格は1,650円です。
私は最初から教材を3冊、4冊と増やす必要はないと思います。
まず、
公式テキスト。
+
問題解説集。
です。
それで勉強を進め、
試験直前に、
「論点をまとめて確認したい」
という場合に追加教材を検討するくらいでいいでしょう。
私が税務3級に合格した勉強方法
ここからは、
私が実際に行った勉強方法
です。
基本は、
インプット3:アウトプット7
でした。
つまり、
テキストを延々読むより、
問題を解く時間を多くする
ということです。
STEP1|テキストを少し読んだら問題を解く
私は、
公式テキスト360ページを全部読み終わる。
↓
それから初めて問題集。
という勉強はしませんでした。
所得税をある程度読む。
↓
所得税の問題を解く。
相続税を読む。
↓
相続税の問題を解く。
というように、
インプットとアウトプットを並行
します。
問題を解くことで、
「テキストのここが試験で聞かれるのか」
とわかります。
STEP2|1周目は完璧を目指さない
税務は最初、
知らない制度。
知らない金額。
知らない計算。
がたくさん出てきます。
そのたびに、
「完全に理解するまで進まない」
としていると、
いつまで経っても1周目が終わりません。
だから私は、
最初の1周は完璧な理解より、最後まで進むことを優先
しました。
最初は、
「相続時精算課税……何だこれ」
くらいでも構いません。
その後問題で何度も出てくると、
少しずつ知識がつながります。
STEP3|過去問は最低3回分
私は元の記事でも、
最低3回分の過去問を解く
ことをおすすめしていました。
1回分だけだと、
その回で偶然多く出たテーマに左右されます。
3回。
4回。
5回。
と解くことで、
繰り返し出てくる論点がわかります。
現在の公式問題解説集には5回分が収録されているので、そのまま使えます。
STEP4|2周目以降は頻出テーマを優先する
1周目では全範囲に触れます。
2周目以降は、
問題でよく聞かれるところ
を優先します。
何度やっても正解できる。
↓
復習時間を減らす。
毎回間違える。
↓
テキストへ戻る。
という方法です。
すべてのページを均等に5回読む必要はありません。
STEP5|解説をしっかり理解する
これも元の記事で特に重視していたポイントです。
問題を解きっぱなしにしない。
答えが3番。
↓
終わり。
ではありません。
なぜ3番なのか。
どの計算をするのか。
他の選択肢はどこが間違っているのか。
を確認します。
STEP6|わからないところはテキストへ戻る
問題解説集だけで理解できない。
↓
テキストへ戻る。
です。
私にとってテキストは、
最初から最後まで暗記する本というより、
問題を解いてわからなかったときに戻る場所
でもありました。
テキスト。
↓
過去問。
↓
テキスト。
↓
過去問。
この往復です。
資格試験全般での過去問の使い方については、過去問を繰り返すだけで資格試験は合格できるのか?でも詳しく紹介しています。
税務3級では計算問題を実際に解く
税務3級で特に重要なのが、
計算は見るだけではなく、実際に手を動かすこと
です。
解答を見る。
↓
「ああ、この計算ね」
↓
次へ。
では、本番で自分だけで計算できないことがあります。
電卓を使い、
実際に数字を入力する。
途中計算を書く。
最後まで答えを出す。
という練習をします。
公開試験では条件を満たす電卓を1台使用できます。
本番で初めて電卓を使うのではなく、
普段の勉強から使っておくといいでしょう。
「過去問の答えを覚えるだけ」はおすすめしない
以前の私は、
税務3級について、
「同じような問題が繰り返されるので、過去問の問題と答えを覚えれば合格できる」
というかなり強い書き方もしていました。
現在の記事では少し修正します。
過去問を繰り返すこと自体は、
今でもかなり重要
だと思っています。
しかし税制は改正されます。
さらにCBTでは、私自身も公開試験の問題で見慣れない問題を経験しています。
だから、
正解番号を丸暗記するだけではなく、「なぜそうなるのか」まで理解する
ことをおすすめします。
特に税金は、
控除額。
非課税枠。
適用要件。
などが改正されることがあります。
古い問題の数字をそのまま覚えるより、
受験年度版の教材で現在の制度を確認する
方が安全です。
税務3級とFPの違い
税務3級と内容が重なる資格として、
FP
があります。
FPでも、
- 所得税
- 相続税
- 贈与税
- 不動産
- 金融商品
- 社会保険
などを勉強します。
一方、
税務3級は、
税金にかなり集中した試験
です。
特に所得税と相続税・贈与税だけで38問あります。
そのため、
お金について幅広く学びたい
FP
税金をもう少し集中して学びたい
税務3級
という違いで考えるとわかりやすいです。
FPを先に勉強している人なら、
税務3級へ入りやすいと思います。
税務3級と簿記の違い
これも名前から混同しやすいところです。
税務3級
税金を勉強する試験。
簿記
企業等の取引を記録し、決算書を作るための会計を勉強する試験。
です。
たとえば、
売上。
仕入。
現金。
減価償却。
利益。
などを簿記で勉強します。
その利益などを前提に、
税金をどう考えるか。
というところで税務につながります。
だから、
簿記と税務は別分野だけど相性はいい
と考えればいいでしょう。
私は簿記にも合格しています。
詳しくは、簿記2級とは!?独学勉強方法と無料のオンライン(通信)講座を解説でも紹介しています。
税務3級と相続アドバイザーの違い
相続税・贈与税が18問あるため、
相続アドバイザーと重なるところもあります。
ただし、
税務3級
税金が中心。
所得税。
相続税。
贈与税。
法人税。
その他の税金。
相続アドバイザー3級
相続そのもの+金融実務。
相続人。
遺言。
遺産分割。
金融機関での相続手続。
相続税。
など。
です。
つまり、
相続税を勉強するのが税務3級。
相続全体を勉強するのが相続アドバイザー。
という違いがあります。
もちろん相続アドバイザーにも税金は出ます。
両方勉強すると、
相続分野の理解はかなりつながりやすいです。
税務3級を取るメリット
では、
税務3級に合格する意味は何でしょうか。
私は主に4つあると思います。
メリット1|所得税・相続税を体系的に学べる
普段税金を払っていても、
自分の所得税がどう決まるのか。
所得控除とは何か。
贈与税はいつかかるのか。
相続税はどう計算するのか。
を体系的に勉強する機会はあまりありません。
税務3級なら、
試験勉強を通じて基本的な税制へ一通り触れる
ことができます。
メリット2|金融機関での仕事とつながりやすい
そもそも税務3級は、
中堅行職員等の渉外業務などで必要になる基本的な税務知識を想定した試験です。
銀行員。
信用金庫職員。
金融機関の営業担当。
などなら、
仕事と試験内容の関係がわかりやすいです。
顧客から、
不動産。
相続。
贈与。
退職金。
金融商品。
などについて話が出ることがあります。
その際に、
税金の基本的な仕組みを知っている
ことには意味があります。
メリット3|FP・相続系資格との相性がいい
FP。
相続アドバイザー。
事業承継関連資格。
などと勉強範囲が重なる部分があります。
だから、
すでに取得した資格の知識を使って、
税務へ少し深掘りする
という学習ルートも取りやすいです。
メリット4|自分の生活にも関係する
所得税は、
給与を受け取る人にも関係します。
相続税・贈与税も、
親や家族の財産を考えるときに関係する可能性があります。
住宅ローン控除。
NISA。
不動産所得。
退職所得。
なども、生活と接点があります。
公式テキストでもこうした身近な税制が広く扱われています。
だから、
資格を仕事で直接使わなくても、
税金の基本を勉強すること自体には意味がある
と思います。
税務3級は就職・転職で役に立つ?
これは、
仕事によります。
特に相性がいいのは、
- 銀行
- 信用金庫
- 金融
- 保険
- 相続関連
- 資産運用
- 経理・財務周辺
などです。
一方、
税務3級を取っただけで、
税理士事務所へ必ず転職できる。
経理へ必ず転職できる。
という資格ではありません。
履歴書に書くこと自体はできますが、
「なぜ取得したのか」「仕事でどう活かしたいのか」
まで説明できる方がいいでしょう。
税務3級を取っても税務相談の専門家にはならない
ここはかなり重要なので、改めて書きます。
税務3級は、
税金を勉強する試験です。
しかし、
他人の具体的な状況を聞いて、
「あなたの場合はこの控除を使えば○円です」
「この申告方法にしてください」
といった税務相談を業として自由にできる資格ではありません。
税理士業務には法律上の資格制限があります。
資格名に「税務」と付いているからといって、
税理士の代わりになる資格ではない
ことは理解しておきましょう。
税務3級についてよくある質問
税務3級は難しい?
私は、
公式テキストと問題解説集を使い、問題演習を繰り返せば独学でも十分に合格を狙える試験だと思います。
ただし完全初学者には税制独特の用語・数字・計算があるので、無勉強で簡単な試験ではありません。
国家資格?
いいえ。
銀行業務検定試験
です。
税理士資格?
違います。
税務3級に合格しても税理士業務ができるようになるわけではありません。
問題数は?
50問
です。
五答択一式です。
試験時間は?
120分
です。
合格点は?
100点満点中60点以上
が基準です。
何が一番出る?
2026年度は、
所得税20問。
相続税・贈与税18問。
です。
この2分野だけで50問中38問です。
受験料は?
2026年度は、
5,500円
です。
CBTでは別途事務手数料330円がかかります。
公開試験はいつ?
2026年度から7月・12月の年2回です。
2026年8月現在の次回は、
2026年12月6日
です。
CBTでも受けられる?
できます。
2026年度は、
2026年6月1日~2027年3月31日
です。
CBTの方が難しい?
公式にCBTの方が難しいとはされていません。
私は受験したとき、公開試験の過去問で見慣れない問題も出て少し難しく感じました。
これは個人的な受験体験です。
勉強時間は?
公式な必要時間はありません。
私は、
30~50時間程度から学習計画を作り、過去問の得点によって調整する
方法をおすすめします。
おすすめテキストは?
『公式テキスト 税務3級 2026年度受験用』
です。
2026年度版は2,750円です。
おすすめ過去問は?
『税務3級 問題解説集 2026年度受験用』
です。
2026年度版は2,970円で、5回分の問題が収録されています。
私も公式テキストと公式問題集を使って合格しました。
過去問だけで合格できる?
過去問はかなり重要です。
ただし、
問題と答えの丸暗記だけ
はおすすめしません。
解説を理解し、不明点はテキストへ戻る方法がおすすめです。
まとめ|税務3級は過去問中心で独学合格を狙える
税務3級についてまとめると、
- 銀行業務検定試験の一つ
- 所得税・相続税・贈与税を中心に学ぶ
- 所得税20問
- 相続税・贈与税18問
- 法人税7問
- その他の税金5問
- 五答択一式50問
- 試験時間120分
- 合格基準60点以上
- 2026年度から公開試験は7月・12月の年2回
- CBTでも受験できる
- 2026年度CBTは2026年6月1日~2027年3月31日
- 受験料5,500円
- 私は公式テキスト+問題解説集で合格
- インプット3:アウトプット7
- 過去問は最低3回分
- 1周目は完璧を目指さない
- 2周目以降は頻出・苦手テーマを重点的に勉強
- 問題の解説まで理解する
- 不明点はテキストへ戻る
- 税理士資格とは別物
という試験です。
私が実際に勉強したときから変わらず、
税務3級で一番おすすめしたいのは、
問題をたくさん解くこと
です。
税金は、
文章を読んでいるだけでは、
わかったつもり。
になりやすいです。
実際に問題を見る。
↓
条件を読む。
↓
計算する。
↓
間違える。
↓
解説を読む。
↓
テキストへ戻る。
これを繰り返します。
そして、
所得税20問。
相続税・贈与税18問。
という出題割合を考えれば、
特に所得税と相続税・贈与税を重点的に勉強する
ことが重要です。
私は、
公式テキスト。
+
公式問題解説集。
この2冊で合格しました。
これから2026年度の税務3級へ挑戦するなら、
まずこの2冊を用意する。
↓
1周目は完璧を求めず進む。
↓
過去問を最低3回分解く。
↓
何度も間違える論点を復習する。
↓
本番前には複数回分で安定して合格水準を超える。
という方法をおすすめします。
税務3級は、
税理士になるための試験ではありません。
でも、
所得税・相続税・贈与税を中心とした税金の基本を体系的に勉強するきっかけ
としては、使いやすい試験だと思います。
※本ブログはフリューゲル行政書士事務所が運営しております。

