※本ブログはフリューゲル行政書士事務所が運営しております。
「行政書士として開業するけど、ホームページは自分で作れる?」
「制作会社へ依頼すると高そう……」
「WordPressって難しくない?」
行政書士として開業するなら、ホームページは用意しておきたい営業ツールの一つです。
ただし、最初に私自身の経験について訂正しておきたいことがあります。
私は以前、この記事で「行政書士事務所のホームページを自作した」と書いていました。
しかし、正確には違います。
フリューゲル行政書士事務所のホームページの制作作業そのものは、友人にお願いしました。
一方で、
- どんな情報を掲載するか
- どんな業務を打ち出すか
- どんな記事を書くか
- SEOをどう進めるか
- MEOをどう進めるか
- サイトからどのように事務所を知ってもらうか
といったサイトの運営方針については、自分で考えながら現在も改善を続けています。
また、この「学んではたらくチャンネル」も長く自分で運営してきました。
こうした経験を経た現在の私の考えは、
行政書士のホームページは自作できる。ただし、何もかも自分で作る必要はない。
というものです。
大切なのは「自作した」という事実ではありません。
自分の事務所が何をしているのかを伝え、必要な人に見つけてもらい、公開後も改善していけるホームページを持つことです。
この記事では、
- 行政書士にホームページは必要なのか
- 自作と外注はどちらがいいのか
- WordPress・Studio・Jimdoの違い
- 自作する場合の基本的な流れ
- 行政書士サイトに必要な情報
- SEO・MEOとの関係
- 公開後に何をすればいいのか
について、行政書士として実際にホームページを運営してきた経験から解説します。
- 結論|行政書士のホームページは自作できる。でも自作にこだわる必要はない
- 私は「制作は友人に依頼、サイトの中身は自分で考える」という方法を選んだ
- 行政書士にホームページは必要?
- ホームページを作っただけでは仕事は来ない
- 自作と外注はどちらがいい?
- WordPress・Studio・Jimdoを比較
- WordPress・Studio・Jimdoならどれを選ぶ?
- WordPressで自作する場合の基本的な流れ
- 行政書士ホームページに何を載せる?
- SEOをするなら、記事数より先に「何の事務所か」を伝える
- SEOだけでなくMEOも考える
- ホームページ公開後にやること
- 最初から100点のホームページを作る必要はない
- ホームページ自作についてよくある質問
- まとめ|大切なのは「自作したか」ではなく「事務所と一緒に育てられるか」
結論|行政書士のホームページは自作できる。でも自作にこだわる必要はない
最初に結論です。
現在は、プログラミングができなくてもホームページを作れます。
代表的な選択肢としては、
- WordPress
- Studio
- Jimdo
などがあります。
そのため、
「行政書士のホームページは制作会社へ何十万円も払わないと作れない」
というわけではありません。
一方で、
「自作できるのだから絶対に自分で作るべき」
とも思いません。
私自身、フリューゲル行政書士事務所のホームページ制作作業は友人にお願いしました。
それでも、サイトに掲載する内容やSEO・MEO、記事、事務所として何を伝えるかについては自分で考えています。
つまり、
制作と運営は別です。
デザインや技術的な制作を人に任せながら、コンテンツやサイトの方向性は自分で考える方法もあります。
全部自作。
全部外注。
この二択で考える必要はありません。
私は「制作は友人に依頼、サイトの中身は自分で考える」という方法を選んだ
フリューゲル行政書士事務所のホームページは、実際の制作作業を友人にお願いしました。
これは結果的によかったと思っています。
私はホームページやSEOについてある程度知識があり、このブログの運営経験もあります。
それでも、
Webサイトを一から制作できることと、行政書士としてホームページをどう使うかを考えられることは別の能力です。
自分より制作が得意な人がいるのであれば、そこをお願いするのは何もおかしくありません。
一方で、サイトを作ってもらったら全部お任せ、という形にもしていません。
自分の事務所について一番よく知っているのは自分だからです。
どんな業務を扱うのか。
どんな人から依頼を受けたいのか。
自分にはどんな経験があるのか。
何を強みにするのか。
どんな情報を発信するのか。
これは行政書士自身が考える必要があります。
だから私は、
ホームページ制作は外注してもいい。でも、ホームページの中身まで丸投げしない方がいい
と考えています。
行政書士として開業する前に準備しておきたいことについては、
関連記事:行政書士として開業する前に身につけておきたいこと|実際に独立して役立った経験・スキル
でも紹介しています。
行政書士にホームページは必要?
法律上、行政書士がホームページを持たなければならないわけではありません。
ホームページがなくても、
- 紹介
- 既存取引先
- 飛び込み営業
- 電話営業
- 人脈
などから仕事を得ることはできます。
それでも私は、ホームページの優先度はかなり高いと考えています。
理由は、ホームページには集客以外の役割もあるからです。
私自身、行政書士事務所を運営する中で、ホームページには大きく3つの役割があると感じています。
1.信用をつくる
名刺を渡した相手や紹介を受けた人が、
「どんな行政書士なんだろう?」
と思ったとき、事務所名を検索することがあります。
そこでホームページがあれば、
- 取扱業務
- 事務所所在地
- 行政書士の経歴
- 問い合わせ方法
- ブログやお役立ち情報
などを確認できます。
ホームページは、検索から直接仕事を取るためだけのものではありません。
営業した後に自分を確認してもらうための信用ツールとしても機能します。
2.自分を知ってもらう
行政書士業務は、同じ業務を扱っている事務所がたくさんあります。
そこで、
- どんな経験があるのか
- 何を得意としているのか
- どんな考えで仕事をしているのか
- どの地域で活動しているのか
といった情報を掲載することで、自分のことを知ってもらえます。
3.24時間働いてくれる
行政書士本人が寝ていても、ホームページは公開されています。
検索した人が夜中に記事を読んだり、事務所について調べたりすることもあります。
そう考えるとホームページは、
24時間、自分や事務所について説明してくれる営業ツール
でもあります。
ホームページを作っただけでは仕事は来ない
ここはかなり重要です。
ホームページを公開した。
↓
翌日から問い合わせがたくさん来る。
そんなに簡単ではありません。
公開したばかりのサイトは、そもそも存在を知られていません。
そのため、
- SEO
- MEO
- 営業
- 紹介
- 名刺
- 地域活動
- 外部サイトからの掲載
など、さまざまな方法で事務所を知ってもらう必要があります。
私自身も、行政書士として開業してからホームページだけに頼ってきたわけではありません。
リアル営業もします。
紹介もあります。
Googleビジネスプロフィールにも取り組みます。
ホームページはそれらと組み合わせて使うものです。
だから私は、
ホームページは営業そのものというより、営業活動の土台
だと考えています。
行政書士の営業については、
関連記事:行政書士の営業ツール6選|開業時に用意したい集客・営業手段
でも紹介しています。
自作と外注はどちらがいい?
これは、その人によります。
自作が向いている人
- 開業費用を抑えたい
- Webサイトを触ることが苦にならない
- 自分で記事を書きたい
- 頻繁にページを変更したい
- SEOについて自分でも勉強したい
- 時間をかけてサイトを育てたい
このような人は自作との相性がいいと思います。
外注が向いている人
- Web制作に時間を使いたくない
- パソコン作業が苦手
- デザインにこだわりたい
- 開業時から一定水準のサイトが欲しい
- 技術的な部分を任せたい
こういう人なら、制作会社やWebデザイナーへお願いする意味があります。
「制作だけ依頼する」方法もある
私が実際に選んだのは、この中間です。
制作はお願いする。
でも、
何を書くか、どう育てるかは自分で考える。
この方法も十分ありです。
ホームページは一度作ったら終わるものではありません。
事務所の業務も変わります。
経験も増えます。
営業方法も変わります。
検索されるキーワードも見えてきます。
そうなったとき、自分でサイトの方向性を考えられる知識があると非常に便利です。
WordPress・Studio・Jimdoを比較
自分でホームページを作る場合、代表的な選択肢としてWordPress・Studio・Jimdoなどがあります。
それぞれ方向性が違います。
WordPress|記事やサイトを長く育てたい人
WordPressは、ブログや固定ページを増やしながらサイトを育てやすいCMSです。
テーマを利用してデザインを整えたり、プラグインで機能を追加したりできます。
行政書士として、
- 業務に関する記事を書く
- ページを増やす
- SEOに継続的に取り組む
- サイトを細かく改善する
といった運用を考えるなら、有力な選択肢だと思います。
ただし、自分でWordPressを設置して使う場合は、
- レンタルサーバー
- ドメイン
- WordPress本体
- テーマ
- プラグイン
- バックアップ
- セキュリティ
など、ある程度管理するものがあります。
自由度が高い分、最も簡単な方法とは限りません。
Studio|デザインとノーコード運用を重視する人
Studioは、コードを書かずにWebサイトを制作・運用できるサービスです。
CMSやフォームなども用意されており、ホスティングもサービス側に含まれています。
そのため、
「WordPressのサーバー管理などは避けたいけれど、自分でもサイトを編集したい」
という人には検討しやすいでしょう。
Jimdo|まず簡単にホームページを持ちたい人
Jimdoには、AIを使ってホームページ作成を支援する「AIビルダー」と、自分でより細かく作り込める「クリエイター」があります。
Webサイトを作った経験がなく、
「まずは事務所案内として使えるホームページを公開したい」
という人にはわかりやすい選択肢です。
一方で、大量の記事を継続的に増やしたり、細かくサイトをカスタマイズしたりしたい場合には、ほかの選択肢とも比較した方がいいでしょう。
WordPress・Studio・Jimdoならどれを選ぶ?
私なら、ざっくり次のように考えます。
WordPress
記事・SEO・拡張性を重視したい人。
Studio
ノーコードでデザインやサイト運用をしたい人。
Jimdo
できるだけ簡単に事務所サイトを持ちたい人。
どれが絶対に優れているという話ではありません。
重要なのは、
「ホームページをどう使いたいのか」
です。
行政書士として何年も記事を書きながらサイトを育てたい人と、名刺代わりになる事務所案内サイトを作りたい人では、適したサービスも変わります。
WordPressで自作する場合の基本的な流れ
WordPressを使って自分で行政書士ホームページを作るなら、大まかには次の流れです。
- レンタルサーバーを契約する
- 独自ドメインを取得する
- WordPressをインストールする
- SSLを設定する
- テーマを設定する
- 基本情報を入力する
- 必要なページを作る
- 問い合わせフォームを作る
- 記事やコンテンツを作る
- Search Consoleやアクセス解析を設定する
現在は、レンタルサーバー側にWordPressの簡単セットアップ機能が用意されていることも多いため、以前より始めやすくなっています。
ただし、
ホームページを開設できることと、仕事につながるサイトを作れることは別です。
むしろ重要なのは、この先です。
行政書士ホームページに何を載せる?
私なら、最低限次の情報は分かるようにします。
1.何を依頼できるのか
一番重要です。
自動車関係なのか。
契約書なのか。
許認可なのか。
相続なのか。
「この事務所に何を頼めるのか」が分からなければ、依頼にはつながりません。
ただし、必ず業務ごとに個別ページを作らなければならないとは思っていません。
トップページに分かりやすくまとめる方法もあります。
業務ごとのページを作る方法もあります。
重要なのは構造ではなく、利用者が迷わず取扱業務を理解できることです。
2.誰が対応するのか
- 氏名
- 経歴
- 資格
- 経験
- 得意分野
- 仕事への考え方
など。
士業は「誰に頼むのか」も重要です。
3.どこで活動しているのか
所在地や対応地域も分かるようにします。
地域業務を扱うなら特に重要です。
4.どうやって問い合わせるのか
電話なのか。
問い合わせフォームなのか。
メールなのか。
オンライン相談なのか。
問い合わせ方法が分からなければ、その時点で離脱される可能性があります。
5.料金または見積方法
すべての行政書士事務所が料金表を公開する必要はないと思います。
案件や取引形態によって料金が変わるなら、
「個別見積り」
という運用もあります。
大切なのは、問い合わせた後にどのように料金が決まるのかが分かることです。
6.プライバシーポリシー等
問い合わせフォームやアクセス解析などを利用するなら、実際に使っているサービスに合わせてポリシーを整えます。
SEOをするなら、記事数より先に「何の事務所か」を伝える
ホームページを始めると、
「とにかくブログを書こう」
と思うかもしれません。
でも私は、今ならその前に、
何を依頼できる行政書士事務所なのかを明確にすること
を優先します。
記事が100本あっても、肝心の事務所が何を受任しているのか分からなければ、依頼にはつながりにくいからです。
まず事務所の取扱業務や強みを伝える。
そのうえで、
- 必要書類
- 手続方法
- よくある疑問
- 実務上の注意点
- 地域情報
など、依頼者に役立つ記事を増やしていく。
この順番の方が自然です。
SEOだけでなくMEOも考える
地域に根ざした行政書士事務所なら、Googleビジネスプロフィールも重要です。
たとえば、
「旭区 行政書士」
「横浜 車庫証明」
など、地域と業務を組み合わせて行政書士を探す人もいます。
そのため私は、ホームページだけでなくMEOも並行して取り組んでいます。
ホームページとGoogleビジネスプロフィールは別物ですが、
事務所名・所在地・業務内容・地域との関係性を一貫して伝える
という意味では、組み合わせて考えた方がいいと思います。
ホームページ公開後にやること
ホームページは公開してからがスタートです。
Google Search Consoleを設定する
Google検索で、
- どのページが認識されているか
- どんな検索キーワードで表示されているか
- 検索結果で何回表示されたか
などを確認できます。
アクセス解析を確認する
どの記事が読まれているのか。
どのページへ人が来ているのか。
そうしたデータを見ながら改善します。
内容を更新する
実際に開業すると、
「この業務も受けよう」
「この説明は分かりにくい」
「この問い合わせが多い」
ということが出てきます。
その都度ホームページを変えていけばいいと思います。
実体験を記事にする
行政書士として仕事をしていると、開業前には分からなかったことがどんどん出てきます。
そうした経験は、これから同じ手続をする人にとって役立つ情報になります。
SEOのためだけに記事を量産するのではなく、
実際の仕事や経験から生まれた情報を記事にしていく。
今はこの方法を重視しています。
最初から100点のホームページを作る必要はない
開業前にホームページを作っていると、
- 完璧なデザインにしたい
- SEOも完成させたい
- 何十記事も書きたい
- 全業務を掲載したい
と思ってしまうかもしれません。
でも、開業してみないと分からないこともあります。
実際にどんな仕事が来るのか。
どんな営業がうまくいくのか。
どの業務が増えるのか。
どんな情報を依頼者が知りたがるのか。
これは開業前には完全には分かりません。
だから、
まず必要な状態まで作って公開する。
↓
仕事をしながら改善する。
でいいと思います。
私自身の行政書士開業費用については、
関連記事:行政書士の開業費用はいくら?レンタルオフィスで実際に78.4万円かかった内訳
で実際の支出をまとめています。
ホームページ自作についてよくある質問
行政書士のホームページは自分で作れる?
作れます。
WordPress・Studio・Jimdoなど、プログラミングを一から覚えなくてもホームページを作れるサービスがあります。
ただし、自作そのものを目的にする必要はありません。
プログラミングは必要?
一般的な行政書士事務所のホームページを作るだけなら、必須ではありません。
ただし、高度なカスタマイズをする場合には専門知識が必要になることがあります。
自作と外注ならどちらがおすすめ?
人によります。
費用を抑えながら自分でサイトを育てたいなら自作。
制作に時間を使いたくないなら外注。
制作だけお願いして、コンテンツや運営は自分で行う方法もあります。
私はこの方法です。
WordPress・Studio・Jimdoならどれがおすすめ?
記事更新・SEO・拡張性を重視するならWordPress。
ノーコードでデザインや運用をしたいならStudio。
簡単に始めたいならJimdo。
という分け方が一つの目安です。
ホームページを作れば仕事は来る?
作っただけでは来ません。
SEO、MEO、紹介、営業などによって、まずホームページを見てもらう必要があります。
まとめ|大切なのは「自作したか」ではなく「事務所と一緒に育てられるか」
行政書士のホームページは、自分でも作れます。
WordPress。
Studio。
Jimdo。
現在はさまざまな選択肢があります。
ただ、この記事を以前書いたときの私は、
「自作できるなら自作した方がいい」
という考えを少し強く持っていました。
今は違います。
私自身、フリューゲル行政書士事務所のサイト制作は友人にお願いしています。
それでも、サイトの内容や運営方針、SEO・MEO、記事については自分で考え続けています。
そこで感じるのは、
重要なのは誰がサイトを作ったかではない
ということです。
依頼者に、
「誰が」
「どこで」
「何をしていて」
「どう依頼できるのか」
が伝わる。
そして、開業後の経験に合わせて改善していく。
それができれば、自作でも外注でも構わないと思います。
ホームページは、開業時に一度完成させて終わる看板ではありません。
事務所と一緒に育てていく営業基盤です。
自分で作れるところは自分で作る。
分からないところや得意ではないところは、人に頼る。
そのうえで、自分の事務所に必要な情報を積み上げていく。
現在の私は、この方法が一番現実的だと思っています。
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