行政書士試験に合格することで、一般企業に就職することはできるのかな?
可能性は十分あるよ!
でも、一般企業で行政書士有資格者募集の求人ってあまり多くないよね?
行政書士に合格したことがアピールになる職種もあるんだ。
私のこれまでの経験を踏まえて説明していくね。
かつて私の経歴はボロボロでした。(私の経歴は、こちらにまとめております。)
そんな私が、行政書士試験に合格して、フリーターから抜け出せた時のお話しをしたいと思います。
今回は、以下のことをお伝えしたくて記事を書きました。
・ 行政書士試験に合格することは、一般企業への就職活動にも十分有効である
・ 行政書士試験合格 + 転職/再就職活動に全力で取り組むこと = 転職/再就職 である
その理由も含めてお伝えできればと思います。
行政書士試験は、就職に役立つ
行政書士試験は、実務で使う法律を身に着けることができる資格なんだ!
試験科目の「民法」「商法・会社法」「個人情報保護法」は、ビジネス実務に直結する法律です。
企業法務の現場で使う法律の半分を占めると言っても過言ではありません。
行政書士試験を通じて得た知識を上手く説明できれば就職につながるかもしれないってこと?
そういうことだね!
行政書士試験は、就職後にも役に立つ
就職後にも役に立つってどういうこと?
実は、行政書士試験で得た知識を軸にステップアップがしやすいんだ。
行政書士の試験科目は、ビジネス実務で使える他資格の試験科目と重複することも多いのです。
その代表例は、以下のとおりです。
・ 司法書士
・ 宅地建物取引士
・ ビジネス実務法務検定
・ 個人情報保護士
また、ある程度他の法律にも通じるものがあるので、他資格にもチャレンジしやすくなります。
「社会保険労務士」などに挑戦して、人事の領域まで守備範囲を広げる人もいます。
ビジネス実務で使える資格取得で、スキル向上、ステップアップも夢じゃないんだ。
行政書士試験は、難関資格の登竜門
難関資格の登竜門だと何がいいの?
難関資格なんだけど、一番合格しやすい資格という意味でねらい目ってことだね。
行政書士試験の合格は、難関資格の合格として就職でアピールすることができます。
そして、ビジネスの基本となる法律の知識もしっかりと身に着けることができる試験でもあるのです。
そしてさらに、ステップアップすることにも役に立つのです。
私の転職/再就職活動について
ネモさんは、どうやって転職/再就職の活動を進めていったの?
活動の方向性は、次のような感じで進めていったよ。
・ 職種:バックオフィス(総務or法務)で、法律を扱う職種
・ 業界:不問 / 選り好みせず、雇ってくれるところで働く
・ 上場:不問 / 選り好みせず、雇ってくれるところで働く
・ 給料:不問 / 選り好みせず、雇ってくれるところで働く
・ こだわり条件:未経験可の会社
ここからは、内定をもらうまでの経験について話していくね。
行政書士試験合格発表の前後に行ったこと
最初に行ったのは、「求人検索」と「転職エージェントへの登録」だったよ。
転職エージェントって、ネモさんの経歴で登録できるものなの?
登録お断りの大手転職エージェントは2社あったよ・・・
私が使えたサービスは、次のとおりだよ。
【求人サイト】
・ リクナビネクスト
・ doda
【転職エージェント】
・ リクルートエージェント
・ doda
・ ミドルのエン転職
求人検索で一番大切だったこと
応募する会社はどうやって探して決めていったの?
「行政書士合格者歓迎」とかにこだわらずに総務・法務の職種で探していったんだ。
「行政書士試験で身に着けた知識は、ビジネス実務にも活かせる」
ということは、選考の段階で自分からアピールしていけばいいってことかな?
そうだね。もう少し具体的に説明していくね。
「募集要項」で「行政書士」とどこかに直接書いている求人は、圧倒的に少ないです。
ただし、それは一般企業への応募の道がないということではないのです。
何故なら、行政書士や行政書士試験について詳しく知っている人が多くないだけだからです。
使える知識を身に着けたことを知らない人に知ってもらう場が採用選考の場なのです。
私は、次のように転職サイトや転職エージェントを通じて求人を探していました。
・ 職種:総務 + 未経験可
・ 職種:法務 + 未経験可
これだけで求人の数が、圧倒的に増えるのです。
実際、私はこの検索方法で一定数の企業の面接に進むことができました。
企業法務の分野は年々高まる需要に対して、人材の数が全く追い付いていません。
未経験でも滑り込むチャンスがある職種なのです。
転職エージェントの利用の仕方
ネモさんは、最終的にどのサービスを使って内定まで進んだの?
転職エージェントだね。
どうやって転職エージェントを利用したかを説明していくね!
大手の転職エージェント
最初は、大手の転職エージェントに登録して、次のようなものを整えていったんだ。
・ 履歴書 / 職務経歴書
・ 面接対策(想定される質問への回答 / 逆質問 など)
「リクルートエージェント」や「doda」には、この点ですごくお世話になりました。
業界大手2社の情報量・求人数は圧倒的です。
転職市況や業界の情報も教えてもらえて、色々と相談もできました。
小規模な転職エージェント
小規模な転職エージェントには、大手にはないメリットがあります。
私が、小規模な転職エージェントも活用した理由は、次のとおりです。
・ 求人企業と密な関係を築いている転職エージェントが多い
→ 応募する求人に詳しい人からアドバイスがもらえる
→ (求人企業も安心しているから)選考が有利に進みやすい
→ 求人企業にあった人材か事前に見極めてもらえる
小規模なエージェントのサービスを受ける方法は、次の2つがあります。
・ 小規模な転職エージェント経由の求人をまとめたサイトからコンタクトを取る
(例:ミドルのエン転職)
・ 大手転職サイト/転職エージェントに登録していると届くスカウトから申し込む
自分から応募したい求人を探すことができる「ミドルのエン転職」には大変お世話になりました。
私は、「ミドルのエン転職」で応募した求人で内定をもらうことができました。
書類選考・面接で大切だったこと①
それは、行政書士試験に合格したことをしっかり評価してもらうことだったね。
「行政書士」や「行政書士試験」について詳しい一般の人はあまりいないのが現実です。
そこで、選考の中でしっかりと説明して理解してもらうことが重要でした。
行政書士試験に合格することは、次の3つの点で評価してもらいやすいんだ。
・ 行政書士試験で学ぶ法律は、まさに一般企業の法務分野で必要とされるもの
・ 行政書士=届出 のイメージが、一般企業のバックオフィス業務と結びつき安い
・ そもそも法律を勉強している(資格を持っている)人材が不足している
当時の私は、行政書士試験に合格したことしかアピールできるものがありませんでした。
そこで、行政書士試験に合格したことがいかに企業に貢献できるかについて、説明できるように準備しました。
書類選考・面接で大切だったこと②
それは、引っ張ってくれる人の存在でした。
フリーターあがりの職歴ほぼ皆無の私にとって、転職/再就職市場はまったく未知の領域でした。
そこで、力になってくれたのが「転職エージェント」です。
特に、小規模な転職エージェントの手厚いサポートにはすごく助けられました。
企業の情報、面接官の情報、面接の心構え、その他多岐にわたるサポートをいただきました。
色んな人やサービスの力もあって内定まで進むことできたのでした。
転職エージェントからいただいた忘れられない一言
「行政書士試験合格という、目に見える結果があるから私は企業に君を推薦できる。」
この言葉を励みに、転職/再就職活動を頑張ったことは今でも忘れられません。
まとめ
行政書士試験に合格することで、就職・転職活動を有利に進めることができるようになります。
その理由は、次のとおりでした。
・ 行政書士試験は、実務で使う法律を身に着けることができる試験だから
・ 行政書士試験で得る知識は、就職後にも役に立つから
・ 行政書士試験は、難関資格の一つだから
・ 行政書士=届出 のイメージが、一般企業のバックオフィス業務と結びつき安いから
・ そもそも法律を勉強している(資格を持っている)人材が不足しているから
また、私の転職/再就職活動の経験についてもお伝えさせていただきました。
・ 求人サイトで求人検索を始める
▼
・ 大手の転職エージェントで書類作成や面接対策を始める
▼
・ 小規模な転職エージェントで手厚いサポートを受けて内定まで進む
求人検索の内容は次のとおりでした。
・ 職種:バックオフィス(総務or法務)で、法律を扱う職種
・ 業界:不問 / 選り好みせず、雇ってくれるところで働く
・ 上場:不問 / 選り好みせず、雇ってくれるところで働く
・ 給料:不問 / 選り好みせず、雇ってくれるところで働く
・ こだわり条件:未経験可の会社
・ 職種:総務 + 未経験可
・ 職種:法務 + 未経験可
結論:行政書士試験合格 + 転職/再就職活動に全力で取り組むこと = 転職/再就職 でした。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事を通じて、行政書士試験の合格後に少しでも希望をもってもらえたら嬉しいです。