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派遣社員とは?働き方・メリット・デメリットを元大手派遣会社社員が解説

コラム

※本ブログはフリューゲル行政書士事務所が運営しております。

「派遣社員として働いてみようかな?」

「でも、正社員や契約社員と何が違うの?」

「派遣会社に給料をピンハネされるって本当?」

派遣という働き方に興味があっても、仕組みがよくわからず不安に感じる人もいるのではないでしょうか。

私は以前、大手の人材派遣会社で働いていました。

派遣会社側から派遣という仕組みを見てきた経験があります。

その経験からいうと、

派遣はメリットとデメリットがかなりはっきりしている働き方

だと思っています。

働く場所と雇用される会社が違う。

派遣会社の担当者が間に入る。

有期雇用の場合には派遣期間の制限も関係する。

正社員やアルバイトとは少し仕組みが違います。

だからこそ、

派遣という働き方の仕組みを理解してから選ぶこと

が重要です。

この記事では、

  • 派遣社員とは何か
  • 正社員・契約社員・アルバイトとの違い
  • 業務委託・請負との違い
  • 派遣会社の「マージン」とは何か
  • 派遣の3年ルール
  • 派遣社員のメリット
  • 派遣社員のデメリット
  • 派遣が向いている人
  • 派遣会社を選ぶときのポイント
  • 派遣先で直接雇用を目指す方法

について、元大手派遣会社社員の経験も交えて解説します。

※この記事は2026年8月時点の制度をもとにしています。

  1. 派遣社員とは?
  2. 派遣会社と派遣先の役割は違う
    1. 給料を支払う
    2. 雇用契約を締結する
    3. 有給休暇を付与する
    4. 社会保険の手続きをする
    5. 日々の仕事を指示する
  3. 派遣と正社員・契約社員・アルバイトの違い
  4. 派遣社員にも有給休暇はある
  5. 派遣と請負・業務委託は何が違う?
    1. 労働者派遣
    2. 請負
  6. フリーランス・業務委託との違い
  7. 派遣社員は派遣会社に「ピンハネ」されている?
  8. 派遣料金と賃金の差にはさまざまな費用が含まれる
  9. 派遣会社の「マージン率」は確認できる
  10. 派遣には「3年ルール」がある
  11. 個人単位では同じ組織単位で原則3年
  12. 3年ルールには例外もある
  13. 3年になったら必ず直接雇用されるわけではない
  14. 直接雇用を目指すなら「紹介予定派遣」もある
  15. 派遣社員にも「同一労働同一賃金」のルールがある
    1. 派遣先均等・均衡方式
    2. 労使協定方式
  16. 派遣で働く5つのメリット
  17. メリット1.自分の希望に合わせて仕事を探しやすい
  18. メリット2.いろいろな会社・仕事を経験できる
  19. メリット3.派遣会社のサポートを受けられる
  20. メリット4.未経験職種へ入るきっかけになることがある
  21. メリット5.派遣先によっては直接雇用につながることもある
  22. 派遣で働く5つのデメリット
  23. デメリット1.有期雇用なら雇用が不安定になる場合がある
  24. デメリット2.仕事の範囲が決められている
  25. デメリット3.派遣先と派遣会社の2社との調整が必要
  26. デメリット4.派遣先の社員と待遇・制度が同じとは限らない
  27. デメリット5.キャリアの方向を自分で考える必要がある
  28. 「派遣社員は社会的信用が低い」と単純にはいえない
  29. 派遣に向いている人
  30. 派遣に向いていない可能性がある人
  31. 派遣会社を選ぶときに確認したいこと
    1. 求人数・希望する職種
    2. 担当者の対応
    3. 給与・交通費
    4. 福利厚生
    5. 教育訓練・キャリア支援
    6. マージン率等の公開情報
  32. 派遣会社は複数登録してもいい?
  33. 派遣会社で働いて感じたこと
  34. 人材派遣会社で働く側に興味がある人へ
  35. 派遣社員についてよくある質問
    1. 派遣社員の雇用主は誰?
    2. 給料はどこからもらう?
    3. 有給休暇はある?
    4. 社会保険には入れる?
    5. 派遣は3年しか働けない?
    6. 3年働けば正社員になれる?
    7. 派遣会社にピンハネされる?
    8. 正社員になりたいなら派遣を使わない方がいい?
  36. まとめ|派遣は仕組みを理解して目的を持って使う働き方

派遣社員とは?

労働者派遣は、

派遣会社に雇用されながら、別の会社で働く仕組み

です。

ここが普通の直接雇用との最大の違いです。

基本的な関係は、

派遣社員

↓ 雇用契約

派遣会社(派遣元)

↓ 労働者派遣契約

実際に働く会社(派遣先)

となります。

派遣社員を雇用しているのは派遣会社です。

一方、実際の仕事では派遣先から指揮命令を受けます。

つまり、

雇用主=派遣会社

仕事をする場所・仕事の指示=派遣先

という二つの会社が関係する働き方です。

厚生労働省も労働者派遣について、派遣元が自己の雇用する労働者を、派遣先の指揮命令を受けて派遣先のために働かせる仕組みとしています。

派遣会社と派遣先の役割は違う

派遣で働くときにまず理解しておきたいのが、

派遣会社と派遣先は別の会社

ということです。

たとえば、

給料を支払う

派遣会社

雇用契約を締結する

派遣会社

有給休暇を付与する

派遣会社

社会保険の手続きをする

加入要件を満たす場合は派遣会社

日々の仕事を指示する

派遣先

というように役割が分かれます。

実際に毎日顔を合わせるのは派遣先の人たちでも、

雇用主は派遣先ではありません。

ここが派遣という働き方を理解するうえで非常に重要です。

派遣と正社員・契約社員・アルバイトの違い

正社員。

契約社員。

パート。

アルバイト。

これらは基本的に、

働く会社と雇用される会社が同じ

です。

たとえばA社の正社員なら、

A社と雇用契約を結び、

A社から指示を受け、

A社から給料を受け取ります。

一方、派遣なら、

B派遣会社と雇用契約を結ぶ。

A社へ派遣される。

A社で仕事の指示を受ける。

給料はB派遣会社から受け取る。

という関係になります。

つまり、

派遣は「雇用」と「実際に働く場所」が分かれている

のが特徴です。

派遣社員にも有給休暇はある

「派遣社員には有給がない」

と思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

労働基準法上の要件を満たせば、派遣社員にも年次有給休暇が発生します。

ただし有給を付与するのは、

派遣先ではなく雇用主である派遣会社

です。

実際に取得するときには派遣先の業務との調整も必要になるため、

派遣会社。

派遣先。

の両方と連絡を取ることになる場合があります。

私が派遣会社側で働いていたときにも、このように、

雇用管理は派遣元、現場の仕事は派遣先

という二重構造が派遣特有のポイントだと感じていました。

派遣と請負・業務委託は何が違う?

派遣とよく混同されるのが、

  • 請負
  • 業務委託
  • 準委任

などです。

大きな違いの一つが、

誰が仕事の指示をするのか

です。

労働者派遣

派遣先が派遣社員へ仕事の指示をする。

請負

請負会社が自社の従業員へ仕事の指示をする。

発注者が請負会社の従業員へ直接、具体的な指揮命令を行うものではありません。

たとえば、

A社がB社へ仕事を請け負わせ、

B社の従業員がA社の建物で働いていたとしても、

仕事の指揮命令をするのがB社なら、派遣とは仕組みが違います。

フリーランス・業務委託との違い

フリーランスが業務委託契約などで仕事を受ける場合も、原則として発注者との間に雇用契約はありません。

自分の裁量で業務を行うのが基本です。

一方、

契約書では「業務委託」と書かれているのに、

実際には発注者から勤務時間や仕事の進め方について強く指揮命令を受けている。

というケースも考えられます。

契約の名称だけではなく、実際にどのように働いているか

が重要です。

「業務委託と書いてあるから派遣ではない」

と単純に判断できるものではありません。

派遣社員は派遣会社に「ピンハネ」されている?

派遣についてよく聞くのが、

「派遣会社にピンハネされている」

という話です。

たとえば、

派遣先が派遣会社へ1時間3,000円を払っている。

派遣社員の時給は1,800円。

「差額1,200円を派遣会社が全部利益にしているのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、この差額がそのまま派遣会社の利益になるわけではありません。

派遣料金と賃金の差にはさまざまな費用が含まれる

派遣会社には、

  • 派遣社員へ支払う賃金
  • 派遣会社が負担する社会保険料
  • 有給休暇等に関する費用
  • 教育訓練費
  • 福利厚生費
  • 派遣会社の営業・管理部門の人件費
  • オフィスなどの運営費
  • 募集・採用費
  • 税金
  • 派遣会社の利益

などの費用があります。

そのため、

派遣料金-派遣社員の賃金=派遣会社の利益

ではありません。

これは派遣会社で働いていた立場からも、かなり誤解されやすいところだと感じます。

派遣会社の「マージン率」は確認できる

現在、派遣会社には、

マージン率や教育訓練などに関する情報を公開する義務

があります。

派遣会社のWebサイトなどで確認できます。

ただし、

マージン率は低ければ低いほど良い

とも限りません。

マージンには、派遣会社が負担する社会保険料や教育訓練費なども含まれているからです。

派遣会社を選ぶときは、

  • マージン率
  • 教育訓練
  • 福利厚生
  • キャリア相談
  • 求人数
  • 担当者のサポート

などを総合的に見ることをおすすめします。

派遣には「3年ルール」がある

派遣を検討するなら知っておきたいのが、

派遣期間の制限

です。

一般に「派遣の3年ルール」と呼ばれるものがあります。

ただし、

「派遣社員は必ず3年で働けなくなる」

という単純な制度ではありません。

大きく、

  • 派遣先事業所単位の期間制限
  • 派遣社員個人単位の期間制限

があります。

個人単位では同じ組織単位で原則3年

同じ派遣社員を、

同じ派遣先の同じ組織単位

へ派遣できる期間は、原則として3年が上限です。

組織単位とは、たとえば、

課。

グループ。

などです。

つまり、

「同じ派遣先企業には3年しかいられない」

というより、

同じ組織単位で同じ派遣社員が働ける期間に原則3年の上限がある

という仕組みです。

3年ルールには例外もある

すべての派遣社員に3年の期間制限が適用されるわけではありません。

たとえば、

  • 派遣会社に無期雇用されている派遣社員
  • 60歳以上の派遣社員
  • 終了時期が明確な有期プロジェクト
  • 一定の日数限定業務
  • 産前産後休業・育児休業・介護休業などを取得している社員の代替

などには期間制限の例外があります。

そのため、自分の場合にどうなるのかわからないなら、

派遣会社へ確認すること

をおすすめします。

3年になったら必ず直接雇用されるわけではない

ここも重要です。

「派遣で3年働けば、その会社の正社員になれる」

という制度ではありません。

一定の場合、派遣会社には派遣終了後の雇用を継続させるための雇用安定措置が求められます。

その選択肢には、

  • 派遣先への直接雇用の依頼
  • 新しい派遣先の提供
  • 派遣会社での無期雇用
  • その他の雇用安定措置

などがあります。

しかし、

派遣先が必ず直接雇用しなければならないという意味ではありません。

「3年働けば自動的に正社員」

とは考えないようにしましょう。

直接雇用を目指すなら「紹介予定派遣」もある

最初から直接雇用を希望している人なら、

紹介予定派遣

という制度もあります。

紹介予定派遣は、

派遣終了後に派遣先へ職業紹介を行うことを予定した派遣

です。

派遣社員として実際に働いたうえで、

派遣先。

派遣社員。

双方が希望すれば、直接雇用へ進みます。

紹介予定派遣の派遣期間は、同じ派遣社員について最長6か月です。

ただし、

紹介予定派遣=必ず正社員になれる

という意味ではありません。

直接雇用でも、正社員とは限らず、予定される雇用形態を事前に確認する必要があります。

派遣社員にも「同一労働同一賃金」のルールがある

現在の派遣制度では、

派遣社員の不合理な待遇差をなくすための仕組み

も設けられています。

派遣社員の待遇を決める方法には、大きく、

派遣先均等・均衡方式

派遣先の通常の労働者との均等・均衡を考えて待遇を決める。

労使協定方式

派遣会社が一定の要件を満たす労使協定を締結し、同種の仕事に従事する一般労働者の平均的な賃金などを基準に待遇を決める。

という二つの方式があります。

そのため、

「派遣社員だから待遇は派遣会社が自由に決めていい」

というわけではありません。

派遣で働く5つのメリット

ここからは、実際に派遣業界で働いた経験も踏まえて、派遣という働き方のメリットを考えてみます。

メリット1.自分の希望に合わせて仕事を探しやすい

派遣では、

  • 勤務地
  • 勤務時間
  • 職種
  • 勤務日数
  • 残業の有無
  • 期間

など、条件を指定して仕事を探しやすいというメリットがあります。

正社員なら、

転勤。

部署異動。

仕事内容の変更。

などが起きることがあります。

一方、派遣では契約上の業務内容や就業条件があらかじめ決められます。

そのため、

「この仕事をこの条件でやりたい」

という希望が明確な人には相性があります。

メリット2.いろいろな会社・仕事を経験できる

派遣先が変われば、

別の会社。

別の業界。

別の職場。

を経験できます。

一つの会社で長く働くのとは違う経験ができます。

たとえば、

一般事務。

経理。

人事。

IT。

コールセンター。

製造。

など、自分の経験やスキルに合った求人を探すことができます。

「まず実務経験を積みたい」

という人に派遣が合うケースもあります。

メリット3.派遣会社のサポートを受けられる

派遣には、

働いている会社とは別に派遣会社がいる

という特殊な仕組みがあります。

これは面倒な面もありますが、メリットにもなります。

たとえば、

「仕事内容が事前に聞いていたものと違う」

「派遣先で困っている」

「契約更新について相談したい」

「次の仕事を探したい」

といったときに、派遣会社の担当者へ相談できます。

直接雇用の場合、勤務先との問題は基本的に自分と勤務先で対応します。

派遣なら、

間に派遣会社が入って調整してくれる

ことがあります。

派遣会社で働いていた経験からも、このサポートは派遣会社によって差が出やすいところだと思います。

メリット4.未経験職種へ入るきっかけになることがある

派遣求人の中には、

未経験可

の仕事もあります。

正社員求人では経験が求められる仕事でも、派遣から経験を積めるケースがあります。

ただし、

「派遣ならどんな仕事でも未経験でできる」

という意味ではありません。

専門職では当然、経験や資格を求められることがあります。

それでも、

キャリアの最初の実務経験を作る方法の一つ

として派遣を使える場合があります。

メリット5.派遣先によっては直接雇用につながることもある

通常の派遣でも、派遣先と本人の双方が希望するなどして、派遣終了後に直接雇用へ進むことはあります。

また先ほど説明した、

紹介予定派遣

という制度もあります。

ただし、

「派遣から入れば大手企業の正社員になれる」

と期待しすぎるのはおすすめしません。

直接雇用を最優先にするなら、

紹介予定派遣なのか

直接雇用の実績があるのか

などを派遣会社へ確認しましょう。

派遣で働く5つのデメリット

一方、派遣にはデメリットもあります。

ここを理解せずに働き始めると、

「こんなはずではなかった」

となる可能性があります。

デメリット1.有期雇用なら雇用が不安定になる場合がある

派遣社員には、

有期雇用派遣

無期雇用派遣

があります。

有期雇用の場合は契約期間があります。

契約が更新されなければ、その派遣先での仕事は終了します。

もちろん、次の派遣先を派遣会社が紹介してくれることもあります。

しかし、

同じ職場で長期間ずっと働けるとは限らない

ことは理解しておきましょう。

安定性を最優先する人には、直接雇用の方が合う場合があります。

デメリット2.仕事の範囲が決められている

派遣では、派遣契約で業務内容が定められています。

そのため、

「もっと幅広い仕事を経験したい」

と思っても、勝手に担当業務を広げられるとは限りません。

これは、

仕事内容が明確

というメリットでもあります。

一方、

管理職を目指したい。

幅広い責任を持ちたい。

社内でさまざまな部署を経験したい。

という人にとっては、キャリア形成上の制約になる可能性があります。

デメリット3.派遣先と派遣会社の2社との調整が必要

これは派遣特有の面倒なところです。

実際に働いているのは派遣先。

でも雇用主は派遣会社。

そのため、

「これは派遣先へ言うの?」

「派遣会社へ言うの?」

と迷うことがあります。

有給。

契約更新。

仕事の悩み。

労働条件。

など、内容によって連絡先が違います。

派遣会社の担当者との相性が悪いと、この二重構造を負担に感じることもあります。

デメリット4.派遣先の社員と待遇・制度が同じとは限らない

派遣社員の雇用主は派遣会社です。

そのため、

給料制度。

賞与。

退職金。

福利厚生。

評価制度。

などは、派遣先の正社員と同じとは限りません。

現在は同一労働同一賃金に関する制度がありますが、

「同じ職場にいるからすべて同じ待遇になる」

という意味ではありません。

給与だけを見るのではなく、

福利厚生。

交通費。

賞与・退職金相当の扱い。

教育制度。

なども確認することをおすすめします。

デメリット5.キャリアの方向を自分で考える必要がある

派遣では、

「次の派遣先を紹介してもらう」

という働き方ができます。

一方で、それだけを繰り返していると、

自分が何のスキルを身につけているのかわからなくなる

ことがあります。

一般事務を続けるのか。

経理へ進むのか。

ITスキルを身につけるのか。

正社員を目指すのか。

派遣のまま専門性を高めるのか。

自分なりの方向性を考えることが重要です。

派遣会社にはキャリア形成支援や教育訓練も求められているので、利用できる研修などは積極的に使いましょう。

社会人の学び直しについては、社会人の学び直し・リスキリングとは?メリットと使える給付金を解説も参考にしてください。

「派遣社員は社会的信用が低い」と単純にはいえない

元の記事では、派遣のデメリットとして、

「社会的な信用度が低い」

と書いていました。

今なら、この表現は使いません。

住宅ローンや賃貸などの審査では、

雇用形態だけではなく、

収入。

勤続期間。

勤務先。

信用情報。

その他さまざまな要素が見られます。

派遣社員だから一律に「社会的信用が低い」と断定するのは適切ではありません。

ただし、有期契約などによって収入の継続性を審査上どう見られるかはケースによって異なります。

ここは、

派遣社員だからダメ

と単純化しない方がいいでしょう。

派遣に向いている人

私は次のような人なら、派遣という働き方を検討する価値があると思います。

  • 勤務地や勤務時間などの条件を重視したい
  • 仕事内容をある程度限定したい
  • いろいろな職場を経験したい
  • まず実務経験を積みたい
  • 一つの会社へ長期間所属することにこだわらない
  • 派遣会社のサポートを受けながら働きたい
  • 明確な専門スキルを活かして働きたい

派遣=仕方なく選ぶ働き方。

ではありません。

自分の希望によっては、

意図的に派遣を選ぶ

という考え方もあります。

派遣に向いていない可能性がある人

一方、

  • 一つの会社で長く働きたい
  • 管理職を目指したい
  • 昇進・昇格を重視したい
  • 会社の中で幅広い仕事を経験したい
  • 雇用の安定を最優先したい
  • 派遣会社との調整を面倒に感じる

という人は、直接雇用の方が合う可能性があります。

もちろん派遣会社によって無期雇用派遣などもあります。

そのため、

「派遣」という一言だけではなく、

どのような雇用契約で働くのか

まで確認してください。

派遣会社を選ぶときに確認したいこと

元派遣会社社員として、ここはかなり重要だと思っています。

派遣会社はどこでも同じではありません。

仕事を探すときには、少なくとも次を確認しましょう。

求人数・希望する職種

自分が働きたい地域や職種の求人が多いか。

担当者の対応

連絡が遅すぎないか。

希望をきちんと聞いてくれるか。

問題が起きたときに対応してくれそうか。

給与・交通費

時給だけでなく、交通費やその他の待遇まで確認します。

福利厚生

派遣会社によって制度が違います。

教育訓練・キャリア支援

どんな研修を利用できるか。

マージン率等の公開情報

派遣会社には情報公開が求められています。

マージン率だけで決めるのではなく、教育や福利厚生なども一緒に見ましょう。

派遣会社は複数登録してもいい?

仕事を探す段階なら、

複数の派遣会社を比較する

方法もあります。

派遣会社によって、

得意な業界。

地域。

職種。

取引先。

が違うからです。

「大手だから自分に一番合う」

とも限りません。

複数社を比較して、

求人。

時給。

担当者。

福利厚生。

などを見ながら選ぶ方法もあります。

派遣会社で働いて感じたこと

私は大手の派遣会社で働いた経験があります。

その立場から感じるのは、

派遣という働き方を「良い・悪い」の二択で考えるのは違う

ということです。

確かに、

有期雇用。

期間制限。

派遣先と派遣元の二重構造。

といった派遣特有の難しさがあります。

一方、

働く条件を選びやすい。

いろいろな仕事へ挑戦できる。

派遣会社の支援を受けられる。

というメリットもあります。

大切なのは、

自分が何を優先したいのか

です。

安定。

給料。

仕事内容。

勤務時間。

勤務地。

キャリア。

どれを一番重視するのかによって、合う働き方は変わります。

人材派遣会社で働く側に興味がある人へ

派遣社員として働くのではなく、

派遣会社そのものへ就職したい

という人もいると思います。

派遣会社では、労働者派遣法に基づいて事業を適切に運営する必要があります。

派遣元責任者に関心がある人は、派遣元責任者講習とは?内容・有効期間・オンライン受講を体験者が解説も参考にしてください。

私は実際に派遣元責任者講習も受講しています。

また、人材サービスには労働者派遣だけでなく職業紹介もあります。

職業紹介事業については、職業紹介責任者講習とは?内容・理解度確認試験・有効期間を体験者が解説でも紹介しています。

派遣社員についてよくある質問

派遣社員の雇用主は誰?

派遣会社です。

実際の仕事は派遣先で行い、派遣先から指揮命令を受けます。

給料はどこからもらう?

派遣会社から支払われます。

有給休暇はある?

労働基準法上の要件を満たせばあります。

付与するのは雇用主である派遣会社です。

社会保険には入れる?

加入要件を満たせば、派遣会社を通じて加入します。

派遣は3年しか働けない?

一律ではありません。

有期雇用の派遣社員について、同一の派遣先の同一組織単位では原則3年という個人単位の期間制限があります。

無期雇用派遣や60歳以上など、期間制限の例外もあります。

3年働けば正社員になれる?

必ず直接雇用される制度ではありません。

一定の場合には派遣会社に雇用安定措置が求められますが、派遣先が必ず正社員として雇用するわけではありません。

派遣会社にピンハネされる?

派遣料金と賃金の差額がそのまま派遣会社の利益になるわけではありません。

社会保険料、教育訓練、福利厚生、管理費なども含まれています。

正社員になりたいなら派遣を使わない方がいい?

最初から直接雇用が最優先なら、正社員求人へ直接応募する方法が最もわかりやすいでしょう。

一方、実際に職場で働いてから直接雇用を目指したい場合には紹介予定派遣も選択肢になります。

まとめ|派遣は仕組みを理解して目的を持って使う働き方

派遣社員についてまとめると、

  • 雇用主は派遣会社
  • 実際に働くのは派遣先
  • 仕事の指揮命令は派遣先から受ける
  • 給料・有給・社会保険などの雇用管理は派遣会社が基本
  • 請負・業務委託とは指揮命令関係が違う
  • 派遣料金と賃金の差額がすべて派遣会社の利益になるわけではない
  • 派遣会社はマージン率等を公開している
  • 有期雇用派遣には原則3年の期間制限が関係する
  • 3年経過すれば必ず正社員になれるわけではない
  • 直接雇用を前提とした紹介予定派遣もある
  • 派遣社員の待遇には同一労働同一賃金のルールがある
  • 働く条件を選びやすいというメリットがある
  • 一方で雇用の安定性やキャリア形成には注意が必要

という働き方です。

私は派遣会社で働いた経験がありますが、

派遣だから良い

とも、

派遣だから悪い

とも思いません。

大切なのは、

なぜ派遣を選ぶのか

です。

勤務時間を優先したい。

いろいろな会社を経験したい。

未経験職種へ挑戦したい。

専門スキルを活かして働きたい。

という目的なら、派遣が合う人もいます。

逆に、

一つの会社で長く働きたい。

昇進したい。

会社の中で幅広い責任を持ちたい。

という人には、直接雇用の方が合うかもしれません。

派遣で働くことを検討しているなら、

「正社員になれなかったから派遣」ではなく、自分がどんな働き方をしたいのかを考えたうえで選ぶ

ことをおすすめします。

※本ブログはフリューゲル行政書士事務所が運営しております。

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